カプコンは4月13日より開催となる「大阪・関西万博」にて、全方位体験型AR(拡張現実)コンテンツ「モンスターハンター ブリッジ」(以下、モンハンブリッジ)を出展する。
「モンスターハンター ブリッジ」は、同社による人気ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの世界を舞台とし、360度シアターによる映像と床振動、イマーシブサウンド(没入感のある音響)、そしてARゴーグルによるインタラクションを組み合わせた体験型コンテンツだ。
今回、電ファミでは万博の開催に先駆け、本コンテンツのメディア向け先行体験会を取材してきた。なお正直に言うと、筆者は万博に関してはあまり知識がない。「万博?ああ、『クレヨンしんちゃん』の映画に出てきた、昔盛り上がったっていうアレだよね」くらいのテンションだったのだが、いざ現地で体験してみると……大興奮。
例えが少々古くて申し訳ないのだが、かつて東京ディズニーランドで体験できた360度アトラクション「ビジョナリアム」(所ジョージさんがナレーションをしていた時間旅行のヤツ)を現代の技術でさらにパワーアップしたような感じのモノが展開されて、体験中は夢の世界にいたような気分だった。
というわけで、今回はそんな「モンスターハンター ブリッジ」の体験レポートをお送りしていこう。
アイルーに触れ、リオレウスに投石!目と、耳と、肌で感じる『モンハン』没入体験
「モンスターハンターブリッジ」は、大阪・夢洲(ゆめしま)にある万博会場のうち、大阪ヘルスケアパビリオンと呼ばれるパビリオンの一角にある「XD HALL」にて体験できる。
同ホールへの道中には『モンスターハンター』に登場する獣人・アイルーの足跡や、モンスターの巨大な足跡が続いており、現地に向かう際にはそちらを追っていけば比較的簡単に辿り着けるという仕組みだ。


「モンスターハンター ブリッジ」は、このホール内で同時に20人までの体験が可能だ。本編が上映される「360°シアター」に入る前に、まずは手前の部屋でスタッフから渡されるARゴーグルを装着し、アイルーによる説明映像の視聴&簡単なチュートリアルを体験してから、360°シアターへとGO。


360°シアターに入ると、ここからは約11分間にわたる『モンスターハンター』世界への没入体験がスタートする。草原や火山といった環境が全方位に展開するなか、ARゴーグルを通してアイルーと触れ合ったり、飛んでくる回復ミツムシを触ったり、あるいは凶暴なリオレウスに襲われて石を投げて対抗したり……。
そんな体験が360度の映像と床振動、そして迫力の音響とAR(拡張現実)とのあわせ技で展開していく。




今回の取材ではゴーグルを通しての写真撮影はNGということで、この体験中の雰囲気を絵としてお見せ出来ないのは、筆者としてもなかなか心苦しいところだ。
冒頭にも書いたことだが、この体験は東京ディズニーランドでかつて体験できた360度アトラクション「ビジョナリアム」に似ていると思う。
これはそこにARの要素をプラスして、ゴーグルを通して映し出されるモンスターに触れたりできるコンテンツとして、さらにパワーアップさせたような感じだ。(この例えもあのアトラクションがなくなって久しいので、どこまで伝わるか不安なところだが…)
実際に体験してみると、眼前にリオレウスを始めとした大型モンスターが迫ってくるところなどはかなりの迫力で、体験中はずっと童心に帰って楽しんでいた。
そして、このあともかなりいろいろなモンスターが登場する……のだが、その内容についてはこれから体験する方々へのネタバレになってしまうということで、こちらについては伏せさせていただくことにする。気になる方はぜひ、実際に現地へと足を運んで、その目と体で体験してみていただきたい。

というわけで今回は「モンスターハンター ブリッジ」の体験レポートをお送りさせていただいた。
いざ体験を終えてみると、ホールを出た際には現実の世界に戻るのがなんだか寂しくも思え、体験中は本当に夢の世界に入っていたような感覚だった。
「モンスターハンター ブリッジ」は、 2025年4月1日から同年10月13日にかけて夢洲にて開催される「大阪・関西万博」にて体験可能だ。なお本コンテンツの体験には事前予約が必要となり、また7歳未満の方は体験できなくなっているため、ご注意いただきたい。
気になった方はこの機会に、現地に赴いて『モンスターハンター』の世界に没入してみてはいかがだろうか。
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