iOS & Android & PCで近日リリース予定のRPG『カオスゼロナイトメア』は、かなりハードな世界設定がされていて、人類はそうとう困窮している。
謎の黒い霧「カオス」の発生により、たった36時間で地球は壊滅。人類は故郷を失い、宇宙での漂流生活を余儀なくされた。
今日を生き延び、いつの日か地球を取り戻すために、人類は危険を冒して汚染された惑星に進入し、強大な力を持つモンスターと対峙し続けなければならない。すべての「カオス」を「ゼロ」にするために――
宇宙船での箱舟生活ができるほどに科学技術は進歩しているとはいえ、資源不足は明らかであり、ときに食べるものにも困るほど絶望的な状況にあることは想像に難くなく……
……ん?
あれっ? なんか……
いっぱい食べてるよね!? むちむちしてるよね!?
困窮した絶望的な状況下で、なんだその健康的な栄養満点ボディは!? カオスはゼロにするがカロリーはゼロにしない方針か!? なんてすばらしい志なんだ!
『カオスゼロナイトメア』は、あらゆる面でギャップに満ちたゲームである。
希望に満ちた物語が展開されると思ったら、ハードにもほどがある世界を突き付けてくる「希望」と「絶望」のギャップ。
味方キャラ全員が精神崩壊のリスクを抱え、仲間に対して複雑な感情を抱えながらプレイすることになる「かわいい」と「かわいそう」のギャップ。
戦術を練りたいのに、突如として現れる尻が思考を邪魔してくる紳士仕様が搭載されたバトルによる「戦術的」と「扇情的」のギャップ。
世界は絶望的なのに、太ももに隙間がなさすぎてテトリスだったら消えてしまうほどむちむちキャラが登場する「困窮」と「むちむち」のギャップ。
さまざまな相反する要素が共存しており、その両極端が交互に、あるいは同時にプレイヤーに襲いかかってくる。
プレイすればするほど、プレイヤーの感情は揺さぶられるどころか二重振り子のごとくぐわんぐわん振り回され、「どうしたいんだよ!プレイヤーの心をどうしたいんだよ!」と叫びながらも、この世界がもたらす独自のゲーム体験から抜け出せなくなっていく。
これぞまさに「カオス」。『カオスゼロナイトメア』は、プレイヤーの心を「カオス」に引きずり込んで離さない、ある意味で恐怖の怪作RPGだった!
※この記事は『カオスゼロナイトメア』の魅力をもっと知ってもらいたいスマイルゲートさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
「希望」と「絶望」の反復横跳びで股が裂けそうになる。美しくも過酷すぎる「ポストアポカリプス」の世界
本作はそもそも、オープニングムービー~プロローグの時点で、プレイヤーに最初のギャップを叩きつけてくる。
以下に筆者の初起動時の感想を書くので、ぜひ追体験してほしい。
おお~! なんか爽快&流麗なバトルアクション!
爽やかな笑顔と広がる青空! 果てしない冒険が待っていそう!
しかもテクノロジーの発達により、地球を壊滅させた謎の黒い霧「カオス」を克服しうる方法も発見されたらしい!
よし、行こう! 希望に満ちた未来への旅路へ!
……えっ?
…………えっ?
「カオスゼロナイトメア」は、こういうゲームである。
テクノロジーが発達したのは本当だが、だからと言って本当に「カオス」を克服できるかどうかは別問題。そもそも「カオス」も、そこに巣食うモンスターも、人類に比べれば圧倒的な上位存在。勝てなくて当たり前。死んで当たり前。そういう世界なのだ、ここは。
……ハ、ハードすぎる……! なんだったんだ、最初の爽やかアクション&青空は……!
しかし、あきらめてはいけない!
我々人類には、神から与えられた最大の武器がある! それは……
「忘却」。つまり、すべてを忘れること。
痛みも、恐怖も、悲しみも。「カオス」に飲み込まれ、モンスターに四肢をもがれても、忘れてしまえば何も感じない。
しょせん、人の精神を構成するのはただの物質。生命維持を司る「ライフコア」さえ無事なら、あとは精神を再構成すれば何度でも戦えるのだ。
……ハードにもほどがあるだろ! グミだったら歯が折れるほどのハードグミだよ!
ただ、困ったことにと言うべきか幸運なことにと言うべきか、登場人物たちは一見、そこまで悲観的な様子がない。むしろ明るい雰囲気に感じられるほどだ。
「もしかしたら、この要員たちはすさまじい実力者で、だからこそ余裕があるのかも。彼女たちなら、やってくれるかも!」という希望を抱かせてくれる。
……かと思えば、数分後。
要員たちはもれなく致命傷を負って強制帰還となり、トラウマセンター送りとなる。
どうしたいんだよ!プレイヤーの心をどうしたいんだよ!
無理をさせて申し訳ないし、でも生きてくれててよかったとも思うし、治療を受ければまた任務に出られるのはうれしいし、でもまたトラウマを蘇らせてしまうことになるかもと思うと……
気が気でないよ! 希望と絶望の反復横跳びどころか両端に足がかかって股が裂けちゃうよ!
かわいい……と思ったキャラが精神崩壊することもしばしば。しかも専用グラフィック&ボイスが存在。キャラより先にこっちの精神が崩壊しそうになる
まずは下の画像を見てほしい。
彼女の名前はレイ。ゲーム序盤で登場する、いわゆる初期要員のひとり。
明るく勇敢な性格で、艦長(プレイヤー)を支えてくれる存在。かわいくてかっこいい。
……のだが、序盤のとある戦闘にて……
こうなる。
彼女はモンスターに握り潰されて身体に致命傷を負い、さらに心に深い傷を負った状態に陥ってしまう。
のっけからあまりにも悲惨なのだが、そこに至るまでの流れはムービー含めて克明に描かれ、心の傷は「ディープトラウマ」状態としてレイの能力にも実際に反映されるなど、とてもよくできている。「うわあ……」と言いながら、つい見入ってしまう。
また、穏やかで優しい好青年オーウェン。彼も初期要員のひとりであり、かわいらしいところがある。
が、レイが無惨に握り潰される様子を見て……
「憂鬱」状態に陥ってしまう。
さらに、冷静な性格でサポートや状況判断が得意なミカ。かわいくて頼もしい彼女も……
戦闘で状況が悪くなればこうなり、現実逃避を始めてしまう。
本作では、このように仲間たちの心が壊れてしまうことがしばしばある。
これは、ストーリー上でそういうふうに描かれることがあるというだけでなく、「精神崩壊」がゲームシステムに組み込まれている、という点がかなり特徴的。
詳しくは後述するが、精神崩壊をコントロールしながら戦うというのが本作の戦闘のキモであり、おもしろさのひとつとなっている。
精神崩壊が戦闘の要素になっている以上、当然ながら味方キャラ全員に精神崩壊時の専用グラフィック&ボイスが存在する。
つらい……あまりにもかわいそう……でもちょっと見たい……いや、だいぶ見たい……かわいいキャラたちをこんな目には遭わせたく……いや、ちょっと遭わせたいような……いやいや、そういうわけでは決して……ウガアアアアアアア!
……みたいな感じで、プレイヤーは仲間に対して複雑な感情を抱えながらプレイすることになる。キャラより先にこっちの精神が崩壊しそうだよ。
硬派なターン制バトルだと思ったら、尻が思考を邪魔してくる!? カードを選ぶと対応したキャラの尻がなぜか揺れる紳士仕様
本作の戦闘は、「行動」がカードになったデッキで戦うターン制バトル。
味方キャラはそれぞれ独自のカードを複数持っており、バトル開始時にそれらが集められてデッキとなる。ターンごとに手札が配られるので、所持コスト内でカード(行動)を選んでいく。
カードは、攻撃、回復、補助などさまざま。消費コストは1が基本だが、多く消費するものや逆に消費0のものもあり、使うとコストを回復できるカードもある。「次に与えるダメージを2倍にする」というようなバフ系のカードもあるので、ただ適当に強そうなカードを選べばいいわけではなく、使う順番も重要。
ボス戦は難度が高めなことも手伝い、バトルの戦術性はかなり高い。頭を使う必要があり、ピリつく戦闘が楽しめる。
ただ、それだけではなく、爽快感を味わえる要素もある。「ヒラメキ」システムだ。
これは、特別なマークが表示されているカードをそのターンに使うと、一定確率で「ヒラメキ」が発生し、カードに新たな効果が加わるというもの。要するに、新技を編み出すのだ。
コンシューマーのJRPGでもしばしばあるシステムなので、なじみがある人も多いだろう。これが発生したときの気持ちよさは言わずもがな。
いっぽうで、つねに気を遣わねばならないリスクもある。それが前述の「精神崩壊」だ。
くり返し大ダメージをくらうなどして一定以上の被害を受けると、そのキャラは精神崩壊を起こしてしまう。
精神崩壊状態になると、そのキャラはほぼまともに行動できなくなるうえ、手札のうち数枚を「崩壊」カードが占めるようになる。
これを使い切れば精神崩壊状態は解消されるのだが、実質的に戦闘に使える手札がしばらく少なくなるので、かなりキツい。
うまく回復や補助を駆使して、精神崩壊を極力防ぐことが重要になる。
しかしいっぽうで、精神崩壊状態が解消されれば、ピンチがチャンスに変わるのもこのシステムのおもしろいところ。
解消時に「消費EP減少」という強化状態が得られ、EPとは「エゴスキル」という必殺技を使うために必要なポイントのことである。
つまり、精神崩壊を乗り越えれば……
強力なエゴスキルをローリスクで放つことができ、敵を一気に倒せる!
総じて、「カードを使ったターン制バトル」というベース自体はよくあるものながら、ボスの強さがもたらす緊張感、ヒラメキの爽快感、精神崩壊のリスクとリターンなどにより、かなりおもしろい戦闘に仕上がっていると言える。考えるのが楽しいバトルだ。
画面をじっくり見ながら、どのカードを切るべきか、集中して思考を巡らせて……
……
…………
いや、尻!!
尻が思考を邪魔してくる! カードを選ぼうとすると、それに対応したキャラの後ろ姿が現れて尻が揺れる仕様!
集中力が削がれちゃうよ!「画面をじっくり見ながら、どのカードを切るべきか」の意味が変わってきちゃうよ! 戦術的判断を下したいのにカードの効果じゃなくて尻が目に入って扇情的判断を下しちゃうよ!
世界は絶望的でも、身体には希望があふれている! 困窮する世界で躍動するむちむちのカオスを見ろ!
多種多様なキャラが登場するのも、本作の魅力のひとつ。
まずはこちらが、初期要員の3人。左からレイ、ミカ、オーウェン。
みんなかわいい。個人的には特にミカが好みだ。性格はおとなしいが身体はおとなしくない。よく食べてよく寝ていそうな肉付きのよさだ。
しかし、ミカはじつは序の口も序の口。
本作にはもっと身体がおとなしくないキャラがたくさんいるのだ! 世界は絶望的でも、身体には希望があふれている! 困窮する世界で躍動するむちむちのカオスを見ろ!
序盤で必ず仲間になるトレサ。
不幸を呼び寄せてしまう体質であり、そのせいで本人は非常にネガティブ……なのだが、そのわりにとんでもない身体と服装をしている。おそらくプレイヤーに幸福をもたらそうとしている。ありがとうトレサ。
副艦長のレノア。その肩書きの通り艦長(プレイヤー)の右腕であり、彼女もストーリー序盤から登場する。
風になびく銀髪と黒いドレスからクールな印象を抱きがちだが、よく見ると太ももがとてもたくましい。数多の戦場を駆け抜けてきた証だろう。もはや艦長の右腕ならぬ右ももである。
さらに、「救出」、いわゆるガチャによって入手できるキャラはもっとすごい!
むちむちケモ耳活発お姉さん、マグナ!
太ももは剣よりも強し! 太ももが太すぎて剣が極細に見える褐色むちむち剣士、アミール!
おいしいものが大好き! 重いアンカーを軽々と振り回すむちむち食いしんぼう、ハル!
そして、個人的イチオシが……
太い! 胸や太ももだけでなく、お腹までちゃんと太い! 2Dイラストなのに「厚み」が伝わってくる! あまりにもむちむち! 太ももに隙間がなさすぎてテトリスだったら消えてしまう! 身体全体に大木のような安心感がある! 間違えて渡り鳥が羽休めに来そう!
むちむちすぎるその身体は、この絶望の世界を打破する希望の象徴! マリベル!
さらに、プレイアブルではないキャラたちも魅力的。
船医を務めるイレイン先生は、そのあふれんばかりの大人の魅力でプレイヤーの心を癒してくれる。
探索中に、各種のバフ効果を授けてくれる謎の女神に出くわすことも。
豊満すぎてびっくりした。豊穣神か? この世界もまだまだ捨てたものじゃないな! 「カオス」とモンスターに立ち向かう勇気が湧いてきた!
プレイヤーの感情をぐちゃぐちゃにしてくる「カオス」さがクセになるゲーム。それが『カオスゼロナイトメア』
「希望」と「絶望」
「かわいい」と「かわいそう」
「戦術的」と「扇情的」
「困窮」と「むちむち」
…序盤をプレイしただけでも、あらゆる部分に両極端のギャップがあり、反復横跳びどころか股が裂けそうになった『カオスゼロナイトメア』。
個人的に、これまでさまざまなスマートフォンゲームやソーシャルゲームをプレイしてきたつもりだったが、こと「振れ幅」においては、過去一番のプレイ体験ができた。
しかもそれらが「ただびっくりさせる」みたいなことではなく、ストーリーの根幹やバトルシステムにちゃんと組み込まれているので、信頼できる。「最初だけおおげさにしてあるんでしょ」ではなくて、「ちゃんと計算して戦略的にやっているんだな」とわかるので、今後の展開にも期待が持てそうだ。
「序盤の時点でそうとう心がかき乱されたのに、この後どうなってしまうのか」というのは、ある意味心配ではあるが……いや、それがまた楽しみではあるのだが……ウガアアアアア!
まさにこんな感じ! 見たくないけど見たい! つらいけど興奮する! かわいそうだけどかわいい! 心はほそほそ、身体はむちむち! その名は『カオスゼロナイトメア』!
そんな『カオスゼロナイトメア』では、9月18日から9月21日の4日間にわたってCBT(特別先行テスト)が開催される。
募集期間は9月2日12時より開始。コンビニに行く感覚で、キャラたちの精神を破壊してくる本作が気になった方は応募してみてるといいかも。
◤特別先行テスト 実施日程公開!◢
— カオスゼロナイトメア公式(カオゼロ) (@CZN_Official_JP) August 28, 2025
『カオゼロ』を一足先に体験できるチャンス!
特別先行テストの実施日程をご案内いたします。
▶募集期間:9月2日(火)12:00~9月12日(金)18:00
▶実施期間:9月18日(木)11:00~9月21日(日)23:59
※詳細は後日ご案内予定です。#カオスゼロナイトメア #カオゼロ… pic.twitter.com/yfhlkljhXb
また、本作を手がけるスマイルゲートでは、2025年9月25日~9月28日の期間に開催される東京ゲームショウ2025(TGS2025)にブースを出展。8月29日より特設サイトもオープンしている。あわせてチェックしてみてはいかがだろうか。
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