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爆速パッチ配信で評価上向き中の新作FPS『ハイガード』がリリース直後に迎えた「いちばん長い1週間」を知ってくれ。遊びやすさアップに加えいきなり5v5モードも実装。マジでフッ軽

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新作FPS『Highguard(ハイガード)』がリリースされたのは、1月27日のこと。『Apex Legends』などの有名タイトルを手掛けた開発者が独立して作り上げた「PvPレイドシューター」という新たなジャンル名を掲げる作品だ。

そんな本作だが、リリース直後のユーザーからの評価では斬新なゲームデザインを評価する声がある一方で、パフォーマンスやシステム面への不満の声も多く見られた。だがその後は修正パッチや新モードの実装などを経て、本記事執筆時点のSteamレビューは65%が「好評」となっており、大幅に改善している。

特筆すべきはそのスピード感だ。本作はリリースからわずか3日後の1月30日に修正パッチが、翌31日にはさらなるアップデートが実装されている。

修正の内容はしゃがみ操作のホールド/トグル設定の追加や5v5モードの導入など、ユーザーレビューで挙がっていた具体的な不満点に即座に応えるものだった。

それから2月7日に配信となった「エピソード2」アップデートでは新キャラクターやマップなど数々の新コンテンツに加えて、ゲームに競技性をもたらすであろう「ランクマッチ」も実装されている。

本記事ではそんな『ハイガード』というゲームを改めて紹介するとともに、リリースから現在に至るまでのパッチやアップデートを振り返っていきたいと思う。

文/海ソーマ

※この記事は『ハイガード』の魅力をもっと知ってもらいたい
Wildlight Entertainmentさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


「静と動」が印象的なゲーム内容をおさらい。2月には新コンテンツや「ランクマッチ」も登場

まずは、改めて『ハイガード』がどのようなゲームなのかを振り返っていきたい。以前公開した試遊会のレポート記事でも紹介したが、本作は探索→アイテム争奪戦→拠点攻撃/防衛という一連の流れで進行する、色んなゲームの要素を詰め合わせたよくばりセット的なゲームデザインを採用した作品だ。

本作を初めて知った方には、公式Xにて公開されているシステム紹介動画の字幕付き版が参考になるだろう。

プレイヤーは「ワーデン」と呼ばれるキャラクターを操作し、チームを組んで相手チームのベース(拠点)を破壊することを目指す。カギとなるのは古代の魔法の剣「バリアブレーカー」

フィールドの探索フェーズにおいて一定時間が経つと生成されるこれはベースのバリアをこじ開ける文字通り「鍵」の役割を果たすもので、これの争奪戦に勝利して自チームで確保するのがまず第一の目的となる。

バリアブレーカーを確保し、相手ベースのバリアを突破したらいよいよ「レイド」の開始だ。ここでは狭いベース内を舞台に両チームが撃ち合って、攻撃側はベース内に設置されたジェネレーターの破壊を、防衛側は相手チームを撃破して返り討ちにすることを狙う。

新作FPS『ハイガード』リリース直後の流れを紹介。爆速パッチ配信で評価上向き中_001

実際にプレイして印象的だったのは、広いフィールドでマウントも駆使してのびのびとしたプレイ感覚で進む探索フェーズと、狭いベース内でポジショニングや戦術がものをいう緊迫感のあるレイドという「静と動」の対比を1マッチ内で味わえることだ。

味方とともに静かで美しいフィールドをゆったり探索……と思いきやバリアブレーカーが出現した途端に血で血を洗う撃ち合いが勃発。そしてベース内で敵味方入り乱れての死闘が繰り広げられるという緩急が生まれるのだ。

本作の今後のコンテンツ展開は準備万端なようで、2026年を通して毎月のペースで新たなワーデンやベース(拠点)、武器やマウントなどが追加されていく見通しであることが発表されている。

ちなみにこれらの新コンテンツはすべてのユーザーに無料で開放されるとのこと。課金要素はスキンなどのいわゆるコスメティックに限定されているのだ。

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今後の計画がドドーンと公開されている。画像は『ハイガード』公式Xより

2月7日に配信された「エピソード2」では新ワーデンや新エリアなど、さっそく新たなコンテンツが追加されている。

中でも注目なのは「ランクマッチ」の導入だ。戦略性を重視したPvPゲームなだけあって、競技性を意識したランクマッチの導入はこのゲームの方向性を定義するものと言えるのではなかろうか。

上の画像を見ると、続く3月のエピソード2後半では新ベースと新レイドツール(装備)の追加が予定されている。その後も毎月のペースで新エピソードが前半・後半に分かれて追加されていくというのが今後のスケジュールだ。

ユーザーの意見を反映したパッチをスピード配信。5v5マッチはカジュアル寄りで楽しい

さて、そんな『ハイガード』だが、冒頭でも紹介した通り、リリース直後の評価は芳しいものではなかった。特に、パフォーマンス面での不満の声や、操作や画質などのオプションの充実を望む声が多く挙がっていた印象だ。

いっぽう、戦術性の高いゲームデザインを高く評価する声もそれなりに集まっている。そのため、パッチやアップデートなどでユーザーの要望にどれだけ応えられるかが本作の今後の評価を左右する状況であるといって良いだろう。

そんな中で、運営はリリースからわずか3日後に修正パッチを配信。さらに翌日にもパッチを含むアップデートが配信された。かなりのスピード感だ。

主な修正内容は以下の通り。

1月30日のパッチ
操作関連
しゃがみ操作の「ホールド/トグル」設定の追加
PC版でエイム操作の「ホールド/トグル」設定の追加

映像関連
コンソール版でFoV(視野角)を最大110まで調整可能に変更
「影品質」と「反射品質」の「低」設定を調整しパフォーマンス向上
「影品質」を「低」でボリューメトリックフォグを無効化するように調整
「描画距離の品質」設定を追加
異方性、色収差、ブルーム効果のオン/オフ切り替えを追加
DLSSプリセットの追加
「グローバルイルミネーション品質」設定に「オフ」を追加
その他、バグや不具合の修正

1月31日のアップデート・パッチ
アップデート
5v5モードの追加
新ベース「ソウル・ウェル」の追加

パッチ
モーションブラーのオン/オフの追加
コンソール版に「異方性の品質」のオン/オフを追加

特に、しゃがみ操作の「ホールド/トグル」設定が当初無かったことは不満点として多くのレビューで言及されていた。

マニアックなところではFoVやモーションブラーの設定なども新たに搭載されている。これもFPSに慣れたプレイヤーたちから要望として挙がっていたものだ。ユーザーの声を重視して対応していこうという姿勢がうかがえる。

そして注目はやはり、1月31日のアップデートで実装された5v5レイドモード。これも「3v3という人数は少ないのではないか」という反応を受けて導入したものであると考えられる。修正だけでなく新モードまで即座に実装するとは、フットワークが軽い。

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画像は『ハイガード』公式Xより

筆者はこの5v5マッチを実際にプレイしてみたが、人数が増えたことによって3v3に比べ1プレイヤーの責任が分散し、よりカジュアルな感覚でプレイできると感じた。「実力不足で迷惑をかけてしまうんじゃ……」というプレイ前の不安が軽減され、気張らずにマッチに向かうことができるのだ。

いっぽうで探索時には広いマップにプレイヤーが行き渡ることで、敵との遭遇も珍しくなくなり、3v3にはなかった緊張感が生まれる場面もある。体感だが、3v3の時よりも探索中に銃声を耳にすることが多いような気がした。

そして、狭いベース内で10体のキャラが動き回ることになるレイド時のわちゃわちゃ感は5v5ならではの面白さだ。まさに「攻城戦」といったようなカオス感が楽しめる。

現時点での筆者の感想だが、

  • 戦略&競技性重視(ガチ)→3v3
  • お祭り感&楽しさ重視(カジュアル)→5v5

このような「温度感」の異なる2つのモードでプレイヤーの好みに合わせて棲み分けが可能となるポテンシャルを感じた。

ユーザーからも好評だったようで、期間限定リリースの予定だった5v5モードは常設モードとして搭載されることが決定している。当初の3v3という構成にはそれなりにこだわりがあったようだが、実際の評判を重視したということだろう。

ちなみに本作の日本語公式X上では、フィードバックを募集するキャンペーンも展開されていた。なんでも運営では日本地域におけるフィードバックを重視しているとのこと。公式DiscordSteamコミュニティでも意見を募集しているそうだ。

ユーザーの意見を元にゲームを改善していく、つまり「コミュニティとともにゲームを作っていく」という、独立系スタジオらしい気骨ある姿勢がうかがえる。

最後に、2月7日に配信となった「エピソード2」の目玉コンテンツを紹介しておこう。

注目の新ワーデンは「エコン」。獲物を追跡し狩るために、強力なダイアウルフへと変身できる伝説のモンスター・スレイヤー。ドレッドヘアとヒゲがクールなワイルドダンディおじさまだ。

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ダイアウルフに変身できるほか、敵の心拍を可視化したりオオカミの精霊に敵を追跡させたりできるそう。ハンターらしいテクニカルなプレイが楽しめそうだ。

そして注目はなんといっても「ランクマッチ」の導入だろう。3v3の対戦でランクポイントを獲得し、各ランクに応じた報酬が獲得できる。

ランクマッチの主な仕様は以下の通り。

  • 3v3形式
  • 解放には、3v3レイドモードで10勝が必要
  • ランクは「ブロンズ」から「グランドマスター」までの7段階
  • 各ランクには3つのディビジョンが存在
  • 初めてランクをプレイする全プレイヤーはブロンズ3から開始

さらに、公平性を期すために以下のような仕様が導入される。

  • 味方と遊べるのは最大2ティア差まで
  • 2人パーティーは互いのティア差が±1以内
  • 3人フルパーティーはランク混在が可能。マッチングはパーティ内の最上位ランクに合わせられる
  • ソロボーナス:パーティーなしでプレイすると、獲得ランクポイントが増え、失うランクポイントが減る
  • 敗北保護:試合を最後までプレイすることで敗北保護が蓄積。自動的に消費され、ランクポイントの減少を防ぐ
  • 途中退出ペナルティがランクではより重い
  • 途中退出は2回分のストライクとして扱われ、敗北保護はリセットされる

公式によるパッチノートではそのほかの追加要素やポイントの説明と細かなルール、報酬やQoL(快適性)改善などの調整・修正の内容を確認できる。

また、フィードバックが多く寄せられていたというギアフェーズの改善については別途アップデートでの変更点や今後の展望などを記した開発者ブログも公開されている。


そんなわけで、新作FPS『ハイガード』の概要を振り返るとともに、リリースからこれまでの運営の歩みをざっくりと紹介した。

初期の課題から逃げることなく即座にパッチを配信し、新コンテンツの投下も止めない。その一連の姿勢には、Wildlight Entertainmentの「本気」と、自らの作品に対する愛情が現れているように思う。

​『ハイガード』は今後も毎月のアップデートを予定している。しかし、本当の意味でこのゲームを形作っていくのは、運営の修正プログラムだけではなく、銃と魔法が飛び交う幻想の地で戦い続けるプレイヤーたちでもある。

​「コミュニティとともに、この世界を創る」──そんな開発者たちの力強い情熱が、このゲームをどんな形に変えていくのか。その変化を楽しみにして、今後の展開を見守っていきたいと思う。

本作はSteam、Xbox Series X|S、PS5にて基本無料で配信中だ。異なるプラットフォーム間でのクロスプレイにも対応している。

©Wildlight Entertainment – All Rights Reserved.

編集・ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。最も脳を焼かれたゲームキャラは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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