SeithCGはアクションRPG『Ghost of a Tale』のPlayStation 4版とXbox One版の2019年2月に発売すると発表した。Xbox One版は開発中のゲームを販売するGame Previewを通じて19.99ドルですでにリリースされており、正式版リリースでPC版と同様の25ドルへと値上げされると予想される。
本作はSeithCGのLionel Gallat氏がほぼひとりで手掛け、5年の開発期間を経てPC版が今年3月に正式リリースされた。すでにSteamでは92%のユーザーがポジティブを示し「非常に好評」と高い評価を得ている。
『Ghost of a Tale』は動物だけが暮らす中世風のファンタジー世界を舞台に、主人公であるネズミの吟遊詩人Tiloが危険な要塞「Dwindling Heights Keep」を生き抜く冒険譚だ。ゲームは主人公が投獄された牢獄から始まり、妻のMerraを探してこの要塞から脱出する方法を探すことになる。
主人公は吟遊詩人で小さなネズミであり、衛兵やさまざまなモンスターと正面から戦うには力が足りない。しかし、小さな体を活かしたステルスや周囲の環境を利用することで難所をくぐり抜けることができる。
敵対する勢力だけでなく、味方となってくれるキャラクターも登場する。戦闘やステルスだけでなく、味方と協力したりクエストをこなしていく探索要素も重視されているゲームだ。
ゲームを開発したLionel Gallat氏は以前はDreamWorks Animationに務めており、『ロラックスおじさんの秘密の種』や『怪盗グルーの月泥棒 3D』といった映画でアニメーションディレクターとしてクレジットされてきた。『Ghost of a Tale』ではGallat氏がアートやデザイン、コーディングといったゲームの90%をひとりで開発し、ゲームデザイナーのPaul Gardner氏やゲームの音楽を手がけたJeremiah Pena氏らが残りの部分で協力している。
会話や文章も多くストーリー重視のため日本語版のリリースも待たれるが、現時点では未対応となっている。ただし、Xbox Oneの『Ghost of a Tale』ストアページでは将来的には日本語への対応も予告されている。
文/古嶋誉幸
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