CeoncernedApeの愛称で知られるエリック・バロン氏は、農場運営ゲーム『Stardew Valley』のNintendo Switch版にバージョン1.3アップデートを今週配信すると発表した。配信時期については、北米・欧州と日本のニンテンドーeショップにて12月12日に配信するとされている。
これはPC版で今年8月に正式追加されたマルチプレイヤー機能を追加するもので、プレイヤーはフレンドとともに最大4人で牧場を運営することができるようになる。オンライン対応のマルチプレイヤーでは、ボイスチャットや200種類の絵文字を搭載したテキストチャットで他プレイヤーと交流可能。また2台から4台のコンソールを用意することで、Nintendo Switch Onlineのアカウントを介さずにローカルで協力プレイすることもできる。
『Stardew Valley』は2016年2月にPC向けにリリースされた農場運営ゲーム。会社のサラリーマンとして疲れ果てたプレイヤーは、ある日叔父からの手紙を経て荒れ果てた農場の運営を任されることになる。
『牧場物語 ハーベストムーン』や『どうぶつの森』、『Terraria』などから影響を受けたとされており、農作や釣りだけでなく村人との交流や結婚など、カントリーライフを思う存分に楽しめる。その奥深いやり込み要素で人気を得た同作はさまざまな機種に移植されており、2017年時点でインディーゲームとしては異例の350万本セールスを達成。昨年10月にはNintendo Switch版もリリースされた。
今回の1.3アップデート配信後は、ホスト役となったプレイヤーが1-3人のフレンドを自身の農場へと呼べるようになる。最大4人で一から農場を作るのか、それとも既存の農場のセーブを使用するのかは選択可。メインのストーリーとゲーム内の世界の状態、さらに資金はプレイヤー間で共有されるが、インベントリやNPCとの関係性は個別に振り分けられる。
また、4人でひとつの農場を運営すると作業効率が上がりゲームプレイが簡単になりすぎるため、収益の難易度を変更する機能も追加される。ほかにも独自の要素としては、結婚指輪を作ることでプレイヤー同士での結婚が可能になる。
このほかバージョン1.3アップデートでは、冬の3日間にだけ開催される新たなお祭り「Night Market」や、特定の条件で発生するシークレット含む新キャラクターイベント、冬季のイベントが追加。また馬が帽子をかぶれるようになるほか、ゲーム序盤から看板がクラフト可能になる。すでに発売から1年が経過しているNintendo Switch版だが、この機会にぜひ農場へ立ち戻ってみてはいかがだろうか。
文/ishigenn