サンドボックスゲーム『マインクラフト』の家庭用ゲーム機向けの開発を手がける4J Studiosは18日、PlayStation 3、Xbox 360、Wii U、PlayStation Vitaを対象とした同作のアップデートを終了することを、Twitterの公式アカウントにて明らかにした。
Xbox 360版の最終アップデートは同日に配信、PlayStation 3、Wii U、PlayStation Vita版についても数日中に配信すると発表した。Twitterでは、6年半にわたって愛用してきた開発キットに別れを告げる様子も公開している。
As we pack up our Xbox 360, PS3, PSVita and WiiU development kits, we're getting all nostalgic 😢
— 4J Studios (@4JStudios) December 18, 2018
Please share some of your best memories over the past six and a half years of Minecraft on these consoles! pic.twitter.com/lZhpQUgtLu
『マインクラフト』は、立方体のブロックで構成された空間の中で、プレイヤーが自由にサバイバル生活やハウジングを楽しめるサンドボックスゲーム。PCユーザー向けに最初のClassic版が2009年にリリースされて以降、PlayStation 3、PlayStation 4、PlayStation Vita、Xbox 360、Xbox One、Wii U、Nintendo Switch、ニンテンドー3DS向けの家庭用ゲーム版、iOS、Androidをはじめとした携帯端末向けのPoket Edition、Apple TV、Fire TV向けのセットトップボックス版など、多数のプラットフォームにて老若男女を問わず幅広く愛されてきた。
プログラミングやアクティブ・ラーニングといった教育分野でも学習教材として評価されており、2016年からは『Minecraft: Education Edition』も提供されている。主にコーデックやコーディングの学習、都市計画の練習に用いられているほか、2018年2月のアップデートでは化学の学習に利用できるモードも追加された。
これまでにスウェーデンの学校で授業の必修科目として採用されたり、ロサンゼルスの学校で人文学の授業に利用されたりと、多様な教育分野での活用が注目されている。日本国内でも、プログラミングスクールにおけるMod開発の題材として使用されている。また、当初はWindows/MacOSのみの対応にとどまっていたが、2018年9月からはiPadでの利用も可能になった。
PlayStation 3/Xbox 360/Wii U/PlayStation Vita向けには最後となる最新のアップデートには、一部不具合の修正にくわえて、ミュージカルアニメーション映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』とのマッシュアップパックが含まれている。