映画『エイリアン』シリーズを題材にした『Alien: Blackout』が日本語対応で配信開始。宇宙ステーションを舞台にした遠隔サバイバルホラー

 映画『エイリアン』シリーズを題材にしたスマートフォン向けゲー『Alien: Blackout』配信がスタートした。台詞、インターフェイスともにしっかりと日本語に対応している。対応プラットフォームはAndroidとiOSで、価格は税込600円で買い切り型となる。

 本作の主人公は映画シリーズの主人公エレン・リプリーの娘であり、ゲーム『ALIEN: ISOLATION』の主人公でもあったアマンダ・リプリーだ。

 本作ではアマンダの口からエイリアンと遭遇した経験が語られるため、『ALIEN: ISOLATION』の後日談とも受け止めることができる。

 漂流している宇宙ステーションに閉じ込められ、漂流しているアマンダの独白からゲームは始まる。映画『エイリアン』を踏襲しているタイトルバックが映画ファンには嬉しい。宇宙ステーションにエイリアンが徘徊しているとも知らず、乗組員5名がアマンダを助けに来る。

 さっそくエイリアンの襲撃に合うが、監視装置に潜んでいるアマンダの助けによって襲撃を回避。どうやら助けに来た宇宙船は酸素を作り出す装置が故障しており、それを修理しないと飛び立つことができないという。

 こうしてアマンダは乗組員たちに遠隔で指示を出しながら、エイリアンの襲撃を回避しつつ宇宙船を修理する部品を探すことになる。

 本作のジャンル名をつけるとしたら「遠隔ステルス・サバイバルホラー」だろうか。乗組員たちは自動的に次の目的地へ移動するが、そのままだとエイリアンとばったり遭遇して餌食になってしまう。

 もしエイリアンがの近くに現れそうならアマンダが「隠れろ」と指示を出す。隠れている限り、エイリアンは乗組員に気づくことはない。しかし制限時間があるため、頻繁に隠れている暇はない。

 そこで重要なのが、エイリアンがどの位置にいるのかを把握することである。エイリアンは基本的にはダクト内部を動き回っており、ときどき通路に現れては次の犠牲者を探している。

 エイリアンの位置を特定する手段として、モーショントラッカー、監視カメラ、乗組員のリアクションがある。モーショントラッカーは非常に便利な装置だ。有効にしている通路にいると、エイリアンがマップ画面に表示されるので、とてもわかりやすい。

 モーショントラッカーの範囲外の場所は監視カメラで把握するしかない。しかし監視カメラの使用中は空間の死角や、マップ画面がおろそかになったりとデメリットも大きい。

 意外に役に立つのが乗組員のリアクションだ。乗組員はエイリアンが近くにいそうなら、どの方向にいるのか示してくれる。もし乗組員が警戒している方向に、ダクトしかないのならば、エイリアンはダクトにいるということだ。

 もし通路にエイリアンがいるのならピンチだが、ダクトにいそうならチャンス。エイリアンはすぐに乗組員のもとにたどり着けないので、「急げ」と指示をだしてもいいだろう。

 エイリアンの動きを抑制する装置として、隔離扉があり、エイリアンの動きをこれでコントロールしよう。モーショントラッカーと隔離扉は、5つに割り振ることができる電力で作動している。基本的にモーショントラッカーが常時つけつつ、隔離扉は乗組員の近くのものだけ操作するのが攻略の秘訣だ。

 エイリアンはアマンダにも牙を向ける。エイリアンが近づいてきたら音がしてくるので、隔離扉で危機を回避しよう。ただゲームの仕様上、乗組員ばかりに気を取られてしまうので、アマンダが餌食になるということはしょっちゅうだ。

 何度も死んで悔しい思いをするが、全員生存してクリアした喜びは大きい。台詞が意外に豊富で映画を観ているような気分にもなれる。願わくば、難易度の選択があったらもっと繰り返して遊べたのに、そこが惜しいところだ。

ライター/福山幸司

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ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman2
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