任天堂は、Nintendo Switch専用ソフト『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』の4月分配信タイトルに、『スーパーマリオブラザーズ2』、『スターソルジャー』、『パンチアウト!!』を追加すると発表した。配信日は4月10日からとなっている。
本作はNintendo Switchでどこでもファミコンのゲームが遊べることやオンライン機能の追加を売りにしているコレクションタイトル。月額300円で購読できる有料オンラインサービスNintendo Switch Onlineに加入することでプレイでき、タイトルは毎月追加されている。
『スーパーマリオブラザーズ2』
ファミコン・ディスクシステム専用タイトルとして、1986年に発売された『スーパーマリオブラザーズ』の続編。前作と違って高い難易度として知られており、クリアするためにはプレイヤーに高度なテクニックが求められる。パッケージには「FOR SUPER PLAYERS」とラベルが貼られており、熟練したプレイヤーに向けに作られていた。
取るとダメージを食らう毒キノコや、前のステージに戻されてしまうワープゾーンなど嫌らしい罠が登場。また、ルイージがマリオとジャンプ力が違うなど、キャラクターとしての特性が与えられ、後の作品でも引き継がれている。
『スターソルジャー』
ハドソンから1986年に発売された横スクロールのシューティングゲーム。人工頭脳スターブレインを破壊するため、戦闘機シーザーを操作して16のステージに挑む。各ステージにはボスが登場し、様々な箇所から得点が入り、スコアアタックを意識させる作りになっている。
全国を巡業したゲームイベント「ファミコンキャラバン」の第2回で扱われ、映画映画『GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』で登場したタイトルとしても有名だ。
『パンチアウト!!』
任天堂が発売したボクシングゲーム。宮本茂氏がゲームデザインを手掛けたアーケード版が1983年に稼動、その後、ファミコン用に大幅に作り直したバージョンが1987年に発売した。現在では珍しい縦型画面の格闘ゲームといえるだろう。
基本的にはボクシングのルールに依拠しており、3ラウンドを3分以内に相手と戦う。相手のパンチを避けつつ、こちらからボディーブローや顔面パンチを繰り出して、体力を削っていく。相手の体力がなくなるとダウンし、レフェリーが10カウントでKOとなる。なおこのレフェリーはマリオが務めている。もし3ラウンドで勝負がつかなかった場合、審判の判定に持ち込まれ、その場合は技によってスコアによって判定が下される。様々な強敵を勝ち抜いて、チャンピオン目指そう。
今回、追加された3タイトルはファミコンの中でも異色作と、人気作が入り混じった、ファミコンの層の厚さが感じられるラインナップといえる。遊んだことのないタイトル、当時夢中になったあるタイトルがあれば、これを機会にプレイしてみてはいかがだろうか。
ライター/福山幸司