死者が地上最期の1日を過ごすカフェが舞台の『Necrobarista』、PC版が8月9日に発売。オーストラリア発のクールなビジュアルノベル

 オーストラリアのゲームデベロッパーRoute 59は、アドベンチャーゲーム『Necrobarista』(PC版)の発売を8月9日に決定した。

 本作はNintendo Switchとプレイステーション4でのリリースも予定されているが、こちらの発売日は2020年となっている。PLAYISMによって日本語ローカライズもされる予定だ。

 『Necrobarista』は、メルボルンにあるカフェが舞台となる。カフェには普通の客だけでなく、死者も訪れる。プレイヤーはネクロマンサーでありカフェのバリスタでもあるマディとして、地上を去る最期の1日をカフェで過ごす彼らの話を聞き、コーヒーでもてなす。

(画像はSteam 『Necrobarista』より)
(画像はSteam 『Necrobarista』より)

 アニメと映画の両方から影響を受けたという本作は、シーンごとに変わるカメラアングルやアニメーションといった3D表現を存分に使ったビジュアルノベルとなっている。カフェに訪れた人びとの話を聞きながら、時折登場するキーワードに干渉することでストーリーが進行、分岐していく。

 ゲーム中には一人称視点で歩きまわることもあり、単純にテキストを読み進めて話を進めるゲームではない。カートゥーン調のグラフィックやタイポグラフィを利用した独自のアートスタイルは、ひと目で「かっこいい」と思わせる力がある。

 音楽はアニメ『メイドインアビス』や、リズムゲーム『Deemo』に楽曲を提供したケビン・ペンキン氏が担当。

(画像はSteam 『Necrobarista』より)
(画像はSteam 『Necrobarista』より)

 公式サイトでは、ゲームの特徴のひとつとしてオーストラリアの最も有名なアウトローであるネッド・ケリーの存在を挙げている。ケリーはブッシュレンジャーと呼ばれる盗賊だったが、貧しい者からは盗まず、無用な殺しはしないことで他のブッシュレンジャーとは一線を画する存在だった。生前から義賊として知られており、処刑後はすぐに伝説化した。

 ケリーと『Necrobarista』との関係は不明だが、オーストラリアでは「ケリーのように勇敢に」(as game as Ned Kelly)が一般的な表現となるほどの人物であり、権力への抵抗の象徴ともなっているため、彼がどのように関わるのか気になるところだ。

(画像はSteam 『Necrobarista』より)
(画像はSteam 『Necrobarista』より)

 『Necrobarista』は2017年に発表され、そのアートスタイルで話題を呼んだ。日本でもBitSummitに出展し、日本語版も発表されていただけに注目の作品だ。興味がある方は忘れずにSteamページでウィッシュリストに入れ、発売を見逃さないようにしてほしい。

ライター/古嶋 誉幸

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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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