ActivisionとInfinity Wardは現代戦シューター『Call of Duty: Modern Warfare』を10月25日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPlaystation 4、Xbox One、PC(Battle.net)。
『Call of Duty: Modern Warfare』は2007年に大ヒットを記録したInfinity Wardの『Call of Duty 4: Modern Warfare』の再構築版となる。プレイヤーは「Tier 1」オペレーターのひとりとして、世界のバランスに影響を与える作戦に挑む。
シングルプレイキャンペーンはヨーロッパの象徴的な都市、そして情勢不安の中東を舞台とし、プレイヤーは国際的な特殊部隊の仲間とともに秘密作戦に従事することになるという。
トレイラーでは久しぶりの登場となるプライス大尉の姿が確認できるほか、イギリスのピカデリーサーカスで銃を乱射する暴徒や、パトカーを盾にした警官の姿も見える。中東の戦地や時計塔のほか、近年実際の戦地の映像を伝える手法として使われるようになったヘルメットカメラ風の映像など、生々しい現代戦の様子を見ることが出来る。海外メディアPCGamesNによればゲームエンジンは刷新され、4K解像度とHDR、PC版ではレイ・トレーシングにも対応するという。
トレイラーの最後には、チームメンバーを問われたプライスが「古い知り合いさ」と答えている。本作は『Modern Warfare』シリーズの再構築であり、過去の『Modern Warfare』と直接の繋がりはないが、何かを期待させられる描写だ。
『Call of Duty: Modern Warfare』はシングルプレイキャンペーンとマルチプレイヤー、そして協力モードが収録される。海外メディアPCGamerによれば、マルチプレイは従来のシーズンパスを廃し、DLCマップやイベントによるプレイヤーの分断を起こさないシステムとなる。発売後のマネタイズがどうなるかは不明だ。最近では主に基本無料タイトルでバトルパスを採用することが多いが、似たようなシステムが搭載されるのかもしれない。
なお、シーズンパスを採用している『Call of Duty: Black Ops 4』でも導入されたゲーム内マネー「CODポイント」は本作でも採用される。
協力モードは全く新しいものになるとのことで、シングルプレイキャンペーンではなく独立したミッションを他のプレイヤーと遊ぶことになるようだ。
コミュニティの分断を無くす取り組みはシーズンパスの廃止だけではない。『Call of Duty: Modern Warfare』はシリーズで初めてクロスプラットフォームプレイに対応する。マルチプレイはコンソールとPCで別け隔てなく同一の戦場で戦うことになる。
Battle.netのPC版『Call of Duty: Modern Warfare』の予約販売はすでにスタートしている。スタンダードエディションが8532円、プレミアムデジタルアイテムが付属するオペレーター版が10584円、加えて3000CODポイントも付いたオペレーター改版が12852円となっている。
ライター/古嶋誉幸