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『マジック:ザ・ギャザリング』がNetflixでアニメ化決定。『アベンジャーズ』シリーズのルッソ兄弟が製作総指揮に

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 Netflixはトレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』をアニメ化すると発表した。製作総指揮は『アベンジャーズ/エンドゲーム』で共同監督をしているアンソニー・ルッソジョー・ルッソが担当する。

 海外メディアDeadlineによると、アニメーション制作はアニメ制作会社Octopie Networkを中心に、Bardel Studioが参加している。

 『スパイダーマン:スパイダーバース』でストーリーボードを担当したYoriaki Mochizuki氏が作画監督を担当。Mochizuki氏はエグゼクティブ・プロデューサーも兼任している。ルッソ兄弟は製作総指揮の立場から全体のクオリティを担当する。

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(画像は『Magic: The Gathering』公式Twitterよりより)

 『マジック:ザ・ギャザリング』は1993年にウィザーズ・オブ・ザ・コースト社から発売されたトレーディングカードゲーム。世界初のトレーディングカードゲームとして、後続のトレーディングカードゲームに絶大な影響を与えた。『マジック:ザ・ギャザリング』自体もカードゲームの王者として君臨し、もっとも世界で遊ばれているトレーディングカードゲームとされている。

 基本的なルールは、さまざまな能力が規定されているカードを組み合わせたデッキを構築し、プレイヤー同士が交互にカードを使用して攻撃し、相手のライフポイントをゼロにすること。

 カードには幻想的な絵柄と共にフレーバーテキストが描かれており、ファンタジー世界や物語を思わせるものになっている。

 設定的には、ドミニアという多元宇宙空間が舞台であり、そこに機械文明や日本風の次元、マナや金属に満ちている個性豊かな次元が無数に存在している。それらの次元のなかで、プレイヤーはプレインズウォーカーと呼ばれる魔術師となって、他のプレインズウォーカーと魔術を戦わせる。

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(画像はチャンドラ・ナラー|プレインズウォーカー|マジック:ザ・ギャザリングより)

 Netflixが公開したビジュアルには、燃え盛る髪の毛を持つ女性チャンドラ・ナラーが描かれている。気性の激しい火炎の魔法を使いこなすプレインズウォーカーの女性だ。アニメでは彼女が物語にどのように関わってくるのか気になるところ。

 現在のところアニメの配信時期は不明。Netflixでは『マインクラフト』をインタラクティブ・アニメ化した『マインクラフト: ストーリーモード』を配信していたり、ビデオゲームとして大ヒットした小説『ウィッチャー』を実写ドラマとして制作中。2019年後半の公開が待たれている。

 今回はトレーディングカードゲームのアニメ化ということで、幅広いゲーム文化を映像化するNetflixの姿勢がより伺えるものといえるだろう。

ライター/福山幸司

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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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