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サイバーパンクADV『2064:Read Only Memories』の続編『Read Only Memories: Neurodiver』が発表。潜在意識にダイブして、犯罪者を追跡する

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 MidBossはサイバーパンクADV『2064:Read Only Memories』の続編『Read Only Memories: Neurodiver』発表した。プラットフォームはPCで、発売は2020年を予定している。

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(画像はYouTube「Read Only Memories: Neurodiver」より)

 前作『2064:Read Only Memories』は、小島秀夫監督の『スナッチャー』などのレトロPCのアドベンチャーゲームのスタイルを取り入れ、一躍注目を集めた作品だ。

 舞台は再び2064年のネオ・サンフランシスコ。主人公である超能力者「ES88」という少女は、不正テレパシーによって、街をゆっくりと蝕んでいる謎の犯罪者「ゴールデンバタフライ」を追跡している。

 ゲームはポイント&クリックアドベンチャー形式であり、会話や調べるなどのアイコンやオブジェクトをクリックすることによって、ゲームが進んでいく。

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(画像はYouTube「Read Only Memories: Neurodiver」より)

 主人公ES88は副題にもなっている「ニューロダイバー」と呼ばれ、他のキャラクターの潜在意識に飛び込むことができる遺伝子操作装置を持っている。

 ES88はこのニューロダイバーを使って、相手の記憶にダイブしながらゴールデンバタフライにまつわる情報を収集していく。

 しかし使いすぎると相手の記憶を回復不可能なまでに破損させてしまう恐れがあるので注意が必要だ。

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(画像はYouTube「Read Only Memories: Neurodiver」より)

 だが、そもそもニューロダイバーという装置は、ES88が神経技術と超感覚を専門とする「MINERVA」という組織から、アイデンティティと記憶を引き換えに入手したもの。

 どうやらES88は部分的に記憶喪失になっていたり、アイデンティティが曖昧な状態に置かれている不安定な状態のようだ。プレイヤーはES88を通して、記憶とは?アイデンティティとは?というテーマに直面していくことになるだろう。

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(画像はYouTube「Read Only Memories: Neurodiver」より)

 制作した開発会社のMidBossはサンフランシスコに拠点を置いており、ゲーム以外にも、LGBTQにまつわるビデオゲームのドキュメンタリー『Gaming In Color』を制作したことでも知られている。

 同様のテーマは『2064:Read Only Memories』にも濃厚だ。今回の新作にもLGBTQのテーマが、「記憶」をキーワードとして推し進められているだろう。

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(画像はYouTube「Read Only Memories: Neurodiver」より)

 トレイラーには前作『2064:Read Only Memories』に登場したキャラクターもしっかりと登場。前作はPLAYISMから日本語に翻訳したものがPS4、PSvita、Steamなどで配信中だ。

 さらにNintendo Switchでは、追加シナリオやデジタルアートブックなどが付属した『2064: Read Only Memories INTEGRAL』が配信している。

 この続編である『Read Only Memories: Neurodiver』は日本語版の発売は不明だが、前作『2064:Read Only Memories』を未プレイの人は、今のうちからチェックしてみてはいかがだろう。

ライター/福山幸司

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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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