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『MTGアリーナ』の世界大会「2019ミシックチャンピオンシップVII」。賞金10万米ドルを獲得した栄えある勝者は

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 Wizards of the Coastは12月17日(火)、『Magic:The Gathering Arena』(以下、『MTGアリーナ』)の世界大会、「2019ミシックチャンピオンシップVII」の公式イベントレポートをプレス向けに公開した。

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(画像は「2019ミシックチャンピオンシップⅦ」イベントカバレージより)

 『MTGアリーナ』は、70以上の国と地域で2千万人以上のファンを持つトレーディングカードゲーム『Magic:The Gathering』(1993年)をWindows PCで手軽かつ本格的に遊べるようにしたタイトルだ。

 2019年9月に正式サービスを開始したばかりのため、現在は公式サイトからのみダウンロードできるが、将来的にはEpic Gamesストアでの配信とmacOSへの対応が予定されている。

 2019年12月6日(金)から8日(日)まで行われた「2019ミシックチャンピオンシップVII」には、「マジック・プロリーグ(MPL)」に所属するeスポーツ選手や、予選を突破してきた強豪プレイヤーら合計67名が参加。3日間に渡る激戦の末、ピオトル・グロゴウスキ選手(ポーランド)が優勝し、賞金10万米ドル(時価1000万円)を獲得した。

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 日本からはマジック・プロリーグ(MPL)所属のプレイヤーから行弘賢選手、佐藤レイ選手、八十岡翔太選手の3名に、招待プレイヤーである覚前輝也選手、吉野高平選手を加えた合計5名が参加した。

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日本人参加選手。左から行弘選手、覚前選手、吉野選手、佐藤選手、八十岡選手

 本大会のレギュレーションは「スタンダード」と呼ばれるもので、直近約2年以内に発売されたセットのカードから、60枚以上のデッキを構築して対戦を行う。今回は10月に発売された最新セット「エルドレインの王権」を加えた約1400枚のカードプールから構築を行っている。公式のレギュレーションは特殊ルールを含めて13種類ほど存在しているが、その中でもっとも競技人口の多いルールだ。

 参加した67名のうち、4名のシード選手を除く63名が初日に参加。合計7回戦の対戦が行われ、上位24名が2日目へと進出した。続く2日目においては初日の進出者24名にシード選手4名を加えた合計28名で、決勝トーナメントへの出場権を得るトップ8を目指して競い合っている。

 2日目の熾烈を極めた戦いの末、見事最終日に進出したのはピオトル・グロゴウスキ選手、セス・マンフィールド選手、アンドレア・メングッチ選手、パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ選手、ハビエル・ドミンゲス選手、クリス・カヴァルテク選手、ミゲル・ダ・クルス・シモエンス選手、ブラッド・ネルソン選手の8名に絞られた。

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 決勝トーナメントでは2度の負けでトーナメントより除外される「ダブルエリミネーション」の形式で進行。最終的にグランドファイナルに進出したのは、勝者側のブラケットを突破したピオトル・グロゴウスキ選手と、敗者側のブラケットを突破したブラッド・ネルソン選手に。ネルソン選手は既に1度負けているため、2マッチの勝利を獲得する必要がある一方、グロゴウスキ選手は1マッチの勝利で優勝を獲得できる状況だった。

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 激闘の末、最後のゲームを制し王座に輝いたのは、「ジャンド・サクリファイス」デッキを操ったポーランドのピオトル・グロゴウスキ選手だった。クリーチャーを生け贄に捧げてさまざまな効果を発動させるのがサクリファイス(生贄)デッキなのだが、コンボに必要なカードを早々に揃えて自分のペースに持ち込めたのがグロゴウスキ選手の勝因であった。

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 優勝したグロゴウスキ選手の特集インタビューや一部選手の使用デッキに関しての紹介は特設ページから確認できる。

 また、グロゴウスキ選手は2020年2月に行われる「マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019」の出場権利も獲得している。こちらの大会はミシックチャンピオンシップ優勝者やポイントレース上位者、そして前年度王者といった選ばれし強豪の中で「世界最強」のプレイヤーを決める大会だ。

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 賞金総額100万ドル(時価1億円)、優勝賞金30万ドル(時価3000万円)を獲得し、世界最強の栄冠に輝くのはいったいどの選手なのか。例年行われているニコニコ生放送での日本語中継に関しては現在未定のため、続報を待ちたい。

ライター/ヨシムネ

ライター
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ヨシムネ
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。

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