マイクロソフト、次世代機「Xbox Series X」のさらなる詳細を解説。Xbox Oneとのクロスバイやレジューム機能を搭載しGPUは“12テラFLOPS”に到達

 マイクロソフトは2020年末に発売予定の「Xbox Series X」の新たな特徴を発表した。
 以前発表された初代Xboxからの4世代の互換性などに加え、搭載されるGPUの処理速度を表すFLOPSは12テラFLOPSに達し、可変レートシェーディング、ハードウェアアクセラレーションレイトレーシング対応、複数のゲームでのレジューム機能、スマートデリバリーといった新しい機能に対応する。

(画像はXbox公式サイトより)

 レジューム機能はゲームの進行をそのまま保存していったん終了する携帯機では一般的な機能だ。Xbox Series Xのクイックレジューム機能は複数のソフトで行うことができる。どういった挙動になるか詳しくは明かされていないが、中断した複数のゲームをロード時間ほぼ無しで瞬時に切り替えることができるようだ。

 スマートデリバリーはいわゆる縦マルチのゲーム向けのクロスバイ機能だ。対応するゲームを一度購入すれば、Xbox OneでもXbox Series Xでも遊べる。『Halo Infinite』を含むXbox Game Studios開発のエクスクルーシブ作品はすべてこの機能に対応しており、サードパーティゲームでも望めば利用できる。すでにCD PROJEKT RED『Cyberpunk 2077』の対応を発表している。

 期限やディスク版の対応など詳しいことはまだわからない点もあるが、Xbox Game Studiosのゲームは既存のXbox OneユーザーがXbox Series Xでも同じゲームを買わなければならないデメリットは無いようだ。

 可変レートシェーディングとは、ゲームのグラフィックに大きな影響を与えるシェーディングを効率化し、見栄えはそのままに描画負荷を軽減させる機能だ。この機能を簡単に説明すると、見栄えに直結する部分を集中的に描写し、影や周辺視野の部分、カメラから遠い場所などを軽い処理で済ませるというものだ。これによりプレイヤーの目に付きやすい部分はしっかりと描写しながら、全体的なパフォーマンスが大きく向上する。

 それぞれの機能・要素はDirect X開発ブログにて詳しく解説されている。また、ベンチマークソフトウェア開発で著名なUL Benchmarksがベンチマークソフト3DMarkを使って可変レートシェーディングが具体的にどのような処理しているかを簡単に説明している。

 発売に向けて徐々に全貌が明らかになってきたXbox Series X。マイクロソフトは4世代の互換性の確保やスマートデリバリーといった、これまでのXboxユーザーの積み重ねを守る施策を発表している。次世代機は我々にどのような未来を見せてくれるか、いまから楽しみだ。

ライター/古嶋誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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