Activisionは、伝説的なスケートボードゲームシリーズの初期2作を1本にまとめたリマスター作品『TONY HAWK’S PRO SKATER 1 AND 2』を発表した。9月4日(金)発売予定で、対応プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、PC(Epic Games Store)。移植は『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』の開発チームが担当する。
#THPS is back! Break skateboarding boundaries with the fully-remastered Tony Hawk’s Pro Skater 1 and 2 collection. Available September 4, 2020 on PlayStation 4, Xbox One and PC. Pre-Order Now. pic.twitter.com/RaZQrXSNgP
— Tony Hawk's Pro Skater 1 and 2 (@TonyHawkTheGame) May 12, 2020
Epic Games Storeでは通常版4900円のほか、実在のスケートボード会社であるパウエル・ペラルタの「The Ripper」スケーターやキャラクタースキンを同梱したデジタルデラックスエディションが5900円で予約受付を開始している。くわえて同様にXbox One版も予約受付が始まっており、こちらは通常版5400円、デジタルデラックスエディションは6480円となっている。
なお、通常版およびデジタルデラックスエディションの予約者には「Warehouse」のステージが遊べる体験版が配布される。体験版は夏頃にリリース予定だ。
『TONY HAWK’S PRO SKATER』は1999年にPlayStationではじめて発売されたスケートボードゲームだ。ニンテンドウ64やドリームキャストだけでなく、2Dゲームとしてゲームボーイカラーにも移植されている。
プレイヤーはスケートボード界では絶大な影響力を持つトニー・ホーク氏など、それぞれ能力の異なる実在のスケーターを選び、個性豊かなマップで規定時間内にさまざまなトリック(技)を決めたり、マップに配置されたアイテムを集めてより高いスコアを目指す。
『TONY HAWK’S PRO SKATER 1 AND 2』では、シリーズ1作目と2作目に登場したマップとスケーターをすべて収録しているほか、トリックにはオリジナルだけでなく新技も含まれるという。サウンドトラックの収録内容については詳しく語られていないが「象徴的なサウンドトラックから楽曲を持ち帰る」と表現されている。
本作はシングルプレイをはじめ、画面分割のローカルマルチプレイやオンラインマルチプレイにも対応している。トレイラーからも分かるとおり、グラフィックは大きく更新され、PlayStation 4 ProやXbox One Xでは4K解像度で60fpsでの動作が保証されている。
このほか、オリジナルキャラクターを製作できる「Create-A-Skater」や、自分だけのスケートボードパークをデザインする「Create-A-Park」のモードを搭載。こちらもシングルプレイだけでなく、友だちと遊ぶ事もできる。
スケートボードゲームとしては伝説的な作品だけに、リマスター版の噂は2019年頃から幾度か登場しており、本作の存在はまことしやかに語られていた。
1作目と2作目の内容をほぼ完全収録し、プラットフォーマーとしても楽しめる今作は「スケートボードゲームファンが待ち望んだゲーム」となりそうだ。
ライター/古嶋 誉幸