ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、『The Last of Us Part II』の開発チームが作品世界を語る全4回の映像シリーズより、ゲームプレイについて紹介する第2回の映像を公開した。なお、本映像は北米向けに発表されているもので日本語字幕は用意されていない。
第2回の映像は9分弱の映像となっており、本作でディレクターを務めたニール・ドラックマン氏をはじめとする開発スタッフが、さまざまな体験によってプレイヤーに没入感を与え「エリーの視点に立たせる」方法を語っている。
ニール氏はゲームプレイに必要な要素として「没入感」や終末世界で生き延びるための「面白いアクション」、そして感染者や敵対する人間、自然環境などの「障害物」を挙げたうえで、何よりも重要なのは「プレイヤーが操作キャラクターであるエリーの立場に立ち、彼女が体験したことや感じていることをプレイヤーにも共有すること」だと説明している。
プレイヤーが感情移入することでエリーの感情を揺さぶるストーリーはプレイヤーにも直接作用するようになり、終末世界の過酷な環境で厳しい選択を迫られた際に、登場人物たちが「なぜこの決断を選んだか」を理解できるようになる。
例えば、前作にも登場したクラフトや物資収集の要素は「生存に対するプレッシャー」を感じさせる要素のひとつになっている。身を守るためであれば、古びた銃弾やガラクタをはじめ、布切れや空き瓶すらも生き延びるために必要な物資となる。また、これらのアイテムをさまざまな場所へ配置することで、プレイヤーが起こした「偶然の行動や意図的な探索によって良い結果が生まれた」という発見や魅力につながる。
集めた物資は包帯や火炎瓶、地雷といった複数の敵を攻撃できる遠隔武器、敵に見つかりにくくなるサイレンサー、新たな種類の弾薬を作成できるツールなどのアイテムを作成する際に使えるため、プレイヤー、あるいはエリーはこれらの見返りと生存の保証を求めていろいろな場所を探すようになる。
アクションについては前作の主人公「ジョエル」よりも小柄で機敏なエリーの身のこなしを表現するため、前作での「登る」ボタンを「ジャンプ」ボタンへ変更。戦闘シナリオでは前作よりも立体的なマップが登場し、エリーはこの「ジャンプ」を使って高低差を活かした戦い方ができるようになった。
さらに、エリーは新たなアクションとして「ほふく」の体勢を取れるようになった。このアクションはとてもシンプルだが合理的なもので、草が生い茂るような環境で隠れたまま移動やクラフト・攻撃を行ったり、崩れた建物の小さな隙間を這って隠れたりできる。ただし、本作での敵は目標を見失った後に地面や物の下を探す行動をとるため、見つかると引きずり出されて死亡の原因となる。
また、今作では近接攻撃をかわす行動も可能で、カウンター攻撃や逃げるための糸口を作るきっかけとして使える。「ジャンプ」、「ほふく」、「回避」の3つの新たなアクションが加わることで、戦闘シーンの空間と探索シーンの空間が別々に連続していた前作とは異なり、周囲の環境を把握しながら「広い空間を使って自由に探索や戦闘を行う」新たなレベルデザインが構築された。
このほか、1週のゲームプレイで十分にエリーの装備をアップグレードするリソースが用意されていない点や、クラフト画面の改良によって各材料の残量がクラフト中でも確認できるようになった点などが紹介されている。
「プレイヤーの選択がエリーの生存やゲーム展開に長期的な影響を及ぼす」様子をゲームプレイのさまざまな要素で表現されている『The Last of Us Part II』。
全4回の映像シリーズはまだ2回残されているが、次回はどの部分に注目した紹介が行われるのだろうか。ソフトの発売と合わせて楽しみに待ってみてほしい。
ライター/ヨシムネ