伝説のRPG『ラプラスの魔』からはじまる、グループSNEの小説『ゴーストハンター』がスマホ向けパズルゲーム化。『アルケリンガの魔海』が配信開始

 株式会社アンバランスは6月22日(月)、クリエイター集団の「グループSNE」による小説『ゴーストハンター』を原作としたパズルアドベンチャーゲーム『ゴーストハンター アルケリンガの魔海』の配信を開始した。販売プラットフォームはGoogle PlayApp Storeとなっている。

 チャプター1までは無料でプレイできるが、以降のチャプターをプレイするには税込730円の「完全版」を購入する必要がある。なお、7月5日(日)までは税込490円で「完全版」を購入できる発売記念セールが実施されている。

 『ゴーストハンター アルケリンガの魔海』は、1987年に発売されたコンピュータRPG『ラプラスの魔』の世界設定を受け継ぐ小説『ゴーストハンター』シリーズの最新刊『アルケリンガの魔海』をパズルゲーム化した作品だ。『ラプラスの魔』は1920年代のアメリカを舞台にした作品だが、今作の舞台はオーストラリア。記者から作家へと転身した「モーガン」とその夫である私立探偵「アレックス」、そして日本人超能力者の「ケン・クサカベ」が先住民であるアボリジニの少年と出会い、そこから奇妙な獣が絡む猟奇的事件へと巻き込まれていく

 『ゴーストハンター』シリーズの作品では、現在でもカルト的な人気を誇る『ラプラスの魔』以降、1994年発売のTRPG『ゴーストハンターRPG』が人気となった。その後は空白期間があるものの、リプレイや小説をはじめさまざまな作品が展開されている。ビデオゲームとして発売されたシリーズ作品は1994年の『パラケルススの魔剣』『黒き死の仮面』が最後であるため、今作はシリーズにおける26年ぶりのビデオゲーム新作といえるだろう。

 ジャンルはパズルアドベンチャーとなっており、より詳細にいえば「Hidden Object Games」(アイテム探しゲーム)である。このジャンルは、ストーリーの合間に指定されたアイテムを画面上から探したり、組み合わせたりしてパズルを解いてくシンプルなルールながらも、グラフィックや演出およびストーリーテリングが独自進化し続けており、女性ユーザーを中心に国内外で根強い人気のあるジャンルだ。

 このような「Hidden Object Games」はPCやスマートフォン向けに日本でも多くの作品が展開されているが、多くの作品は海外で開発されている。本作は「日本独自のHidden Object Games」という意気込みで開発されており、海外作品と比較してどのような差異が生まれているのかは注目すべきポイントといえそうだ。

 もちろん本作は原作を手がけた安田均氏や、イラストレーターの弘司氏が開発に携わっている。グループSNEの小説「ゴーストハンター」シリーズを読んでいないとしても「Hidden Object Games」の意欲的な作品として楽しめそうな本作。7月5日までセールを実施しているので、興味のある人は見逃さないようにしよう。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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