8月13日(木)から16日(日)の期間で実施された日本最大のリアルタイムアタック(RTA)【※】イベント「RTA in Japan 2020 Online」では、『レーシングラグーン』や『えいご漬け』などの作品で盛況を収めた。
【※】RTA:”Real Time Attack”の頭文字を取った略称で、海外では「Speedrun」と呼ばれる。ゲーム全編、あるいは指定した目標がクリアされるまでの速度を競うゲームの遊び方。人間のプレイヤーが実機やエミュレーターなどで実際にゲームをプレイし、その実時間を競う。
その興奮が冷めやらぬ間に、世界最大級のRTAイベント「Summer Games Done Quick 2020 Online」が(以下、「SGDQ 2020 Online」)8月17日(月)から開催されている。本イベントは8月23日(日)の夕方まで行われ、約1週間にかけて100作品以上のRTAが披露される予定だ。
「SGDQ 2020 Online」は本来であればアメリカ・ミネソタ州で6月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響により8月まで延期。現地開催が難しいとの判断から一度開催中止がアナウンスされたのち、メインのイベントとしては史上初めて、オンライン上での開催が決定されている。
今回の「SGDQ 2020 Online」も、これまでの開催と同様に寄付金を募るチャリティイベントの側面を持つ。昨年実施された「Summer Games Done Quick 2019」では最終的に300万7052ドル(約3億2500万円)を国境なき医師団へ寄付したが、今回も同様に寄付が実施される予定だ。
おおよその予定時間が記載されたゲームスケジュールはすでに公開済みで、3名の日本人が走者として参加している。8月18日(火)の夜はとんこつ氏が『スーパードンキーコング2』のRTAを披露するほか、8月21日(金)の夜はposhi氏による『パズルボブル2』、8月22日(土)の夜はping値氏による『東方文花帖 〜 Shoot the Bullet.』のRTAが披露される。
なお、公式配信とは別に、運営側から許可を得たうえで有志による日本語解説を実施する「Japanese Restream」の副音声配信も実施中だ。
執筆時点では約2時間ほどスケジュールに遅延が生じているようだが、興味のある方は好きな時間帯に視聴してみてほしい。
ライター/ヨシムネ