9月7日(月)24時15分から放送されるテレビ朝日系列の教養バラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(以下、しくじり先生)では、先週の放送に引き続き「セガのアーケードゲーム」に関する特集回の後編を放送する。
なお、地上波での未公開シーンを加えた完全版は、ライブストリーミング型インターネットテレビサービスの「アベマビデオ」にて同日24時45分より1週間無料配信される予定だ。
プレイヤーの操作に合わせてコックピットがX軸・Y軸方向にグルングルン360度回転する究極体感ゲーム『R360』。
— セガ公式アカウント🦔 (@SEGA_OFFICIAL) August 31, 2020
当時Wi-Fiなどなかったので、有線で電力や制御信号・映像などを回転するコックピットへ送るのに技術を要し、モーターや消費電力も業界の常識を覆す規格外のゲーム機でした。#しくじり先生 pic.twitter.com/JIgGuL1qoP
番組公式サイトの説明によれば、「しくじり先生」は過去に大きな失敗を経験した“しくじり先生”たちが「自分のような人間を増やすまい」との熱意を持ち、経験談やこれまでの経緯を語る番組である。前回の放送では芸能界きってのゲーム愛好家としても知られる伊集院光さんを“先生”に迎え、『UFOキャッチャー』や『プリント倶楽部(プリクラ)』、『甲虫王者ムシキング』や『オシャレ魔女 ラブandベリー』などの人気作品の裏で迷走した作品の数々を紹介した。
番組では設置困難な大きさと監視員を配置するための人件費などの問題からなかなか普及しなかった『Sega R-360』や、座席が動くVR(仮想現実)アトラクションの先駆けである『SEGA VR-1』、マイケル・ジャクソンがナレーションを務めたにも関わらずセガ社内にほとんどデータが残っていない幻のアトラクション『AS-1』が登場。“業界初”と“常識にこだわらないコントローラー作り”の2点にこだわったセガが生んだ巨大ゲーム筐体を紹介している。
また、タイトーの『電車でGO!』に対抗心を燃やしたことで生まれたシミュレーションゲームの究極系である『犬のおさんぽ』の実機がスタジオへ登場し、出演者たちは「犬の散歩で溜まるストレスばかりが強調されたゲーム」と評された本作を実際にプレイした。最後に伊集院さんは「チャレンジは大事」としたうえで、誰もチャレンジしない理由には「“斬新で誰もやっていない”と“問題があるからやらない”」のふたつがあるとの教訓を読み解いている。
後編では「楽しいはずのゲームセンターで連発したトラブルとクレーム」や「セガの倉庫に残された大量の空き瓶と白い紙」にまつわるエピソードが登場するほか、『プリント倶楽部』に続く筐体として生まれた『ネーム倶楽部』や砂遊びとプロジェクションマッピングを組み合わせた『えーでるすなば』、そして“セガ究極の問題作”と呼ばれているあの作品も紹介されるようだ。
なお「アベマビデオ」では、後編の放送開始前までなら前編のアーカイブを無料視聴できるので、興味があればチェックして今夜の放送に備えておくとよいだろう。
ライター/ヨシムネ