マイクロソフトは公式ブログXbox Wireにて、米国のゲーム企業Zenimax Mediaの買収について合意に達したと発表した。業界ジャーナリストとして有名なJason Scheier氏は、買収額は75億ドルだったと伝えている(参考ツイート)。
またBethesda Game Studiosの代表的なゲームデザイナーTodd Haward氏も公式サイトで買収合意に達した件に触れ、『The Elder Scrolls III: Morrowind』のXbox版から続いたXboxとの協調関係につい振り返っている。
Zenimax MediaはBethesda Softworksの親会社としても知られている。Bethesda Game Studiosの『Fallout』や『スカイリム』に代表される『The Elder Scrolls』は、多くのゲーマーが知るシリーズだろう。
また『DOOM』のid Software、『PREY』および『Dishonerd』のArkane Studios、『サイコブレイク』のTango GameworksもBthesda Softworksの傘下である。
参考までに、今回Xbox Wireで触れられたスタジオ、ゲームシリーズのリストは以下のとおり。
■今回Xbox Wireで名前が挙げられたスタジオ名
・Bethesda Softworks
・Bethesda Game Studios
・id Software
・ZeniMax Online Studios
・Arkane
・MachineGames
・Tango Gameworks
・Alpha Dog
・Roundhouse Studios
※総勢スタッフ 2300名
■今回Xbox Wireで名前が挙げられたフランチャイズ
・The Elder Scrolls
・Fallout
・Wolfenstein
・DOOM
・Dishonored
・Prey
・Quake
・Starfield
今回の買収契約によって、これらのデベロッパーすべてとフランチャイズがマイクロソフトのTeam Xboxの傘下へと入ることになる。
ただし一方で、同デベロッパーの作品がXboxコンソール限定になるのかといった点については今回の発表では触れられていない。Arkane Studiosの新作『Deathloop』などコンソールにおいてPS5限定と発表されている作品もあり、それらがどのようにリリースされるのかは今後の続報を待ちたい。
現時点でXbox Wireにて明確に明らかにされているのは、Bethesda Softworksの主要なフランチャイズがXbox Game Passへと追加されるという意向のみとなっている。
文/ishigenn