Marvelous USAの子会社にあたるパブリッシャー(販売元)のXSEED Gamesは、Steam版『天穂のサクナヒメ』の配信を11月11日(水)深夜に開始した。価格はいずれも税込で、通常版5478円、全42曲のサウンドトラックとアートブックが付属するデジタルデラックス版は8100円。
なお、Nintendo Switch版およびPlayStation 4版については11月12日(木)に発売される予定で、執筆時点の両ストアぺージは予約購入受付の状態となっている。
2020年7月に公開されたNintendo Switch/PlayStation 4版のプロモーション映像第3弾
『天穂のサクナヒメ』は、同人ゲームサークル「えーでるわいす」が開発する和風アクションRPGである。本作では鬼が支配する「ヒノエ島」を舞台に、武神の父と豊穣神の母を親に持つ神族「サクナ」が、ある失態をおかしたことから罰として島の調査を命じられる。鬼と闘う爽快なコンボアクションの要素と、日本古来の米づくりを深く再現した農業シミュレーションの要素を楽しめる作品だ。
アクションパートでは農具を武器として繰り出す技や、伸縮可能な羽衣を駆使した移動を組み合わせて、横スクロール画面のステージを進んでいく。もう一方の米づくりパートでは、石を取りのぞく「田起こし」から最終工程の「籾摺り(もみずり)」までの各工程を忠実に表現している。収穫した米の品質や量に応じて「サクナ」はどんどんと強くなるため、非常に重要な要素だ。
『天穂のサクナヒメ』公式サイトでは、攻略に役立つ豆知識を含むさまざまな情報が掲載されているので、ひととおり目を通しておくとよいだろう。また、プログラムを手がけたえーでるわいす代表のなる氏によれば、本作のプレイ動画や配信の公開については制限がないことをマーベラス側へ確認済みのようだ。
このほか、株式会社神明の特設ページでは、えーでるわいすのなる氏とこいち氏、実際の米農家である中森剛志氏、米卸問屋である神明社員2名による特別対談も公開されている。興味があればあわせてチェックしてみてほしい。
余談だが、本作は“ローグライク”に近い語感の良さから“農具(ノーグ)ライク”と呼ばれているが、ローグライクの要素は含まれていない。いわゆる「高難度ゲーム」の類ではないので、安心してほしい。
「天穂のサクナヒメ」のプレイ動画配信について、制限はありませんので自由にやって頂いて構いません。 (マーベラスさんへ確認済み) #SAKUNA
— なる (@nal_ew) November 10, 2020
ライター/ヨシムネ