SNSミステリー『Project:;COLD』が公式Twitterにて、「現時点でマネタイズプランはない」というツイートを投稿した。
『Project:;COLD』はTwitterとYouTubeを使ったミステリー作品で、リアルタイムで物語が展開されていくのが特徴だ。既に登場キャラクターの1名がとある事件に巻き込まれて死亡しており、今後の物語展開が注目されている。
本作のキャラクターは3Dモデルで描かれており、現時点で6人のキャラクターが登場しているので、6体の3Dモデルが確認されている。また、各キャラクターがそれぞれTwitterアカウントを持っており、一部キャラクターを除き毎日更新されている。
はじめまして!
— イオリ・ハートフィールド (@iori_heartfield) November 1, 2020
私、佐久間ヒカリって言います✨
神奈川県平塚市にある、
六泉ヶ丘高校の3年生!
最近は文化祭実行委員の仕事を
がんばってます
沢山の人に私のことを知ってもらいたくて
YouTubeチャンネルを作りました
ぜひ見てください!https://t.co/Ad0D7dlujz
あー撮影キンチョーした~💦 pic.twitter.com/SPweFuGttZ
さらに、公式サイトのほかに、キャラクターたちが通う高校のサイトや、謎のオカルトサイトまで用意されており、映像のクオリティも相まって“お金がかかっている”ことが伺える。
だからこそ、ファンの間では「これはどこでマネタイズするんだ?」という声が上がっていたのが、12月3日、『Project:;COLD』の公式Twitterが以下のツイートをしたのだ。
【マネタイズについて】
— Project:;COLD (@ProjectCOLD_613) December 3, 2020
『Project:;COLD』のマネタイズはどうするの?というご心配を多く頂きました。それなりにお金もかけてそうなのに、本当に大丈夫なの?ということだと思いますが……
ぶっちゃけたお話をすると、現時点でのマネタイズプランはまったくありません!
もちろん、最終的には新しいコンテンツとして、多くのファンに受け入れられることを目標にはしております。
— Project:;COLD (@ProjectCOLD_613) December 3, 2020
しかし、今回のTwitterやYouTubeで展開されている一連の取り組みにおいては、とにかく「新しい形の体験・遊び」を届けることのみを目的にしており、それゆえにすべて無料でお楽しみ頂けます。
よって、彼女たちの運命同様に、『Project:;COLD』の今後もまったくの謎。まさにミステリーです。本当に、皆さまの応援・反響次第といってよいでしょう。いや、本当にどうしよう……。
— Project:;COLD (@ProjectCOLD_613) December 3, 2020
でも、面白い体験こそが正義!だと信じて、まずは本作の取り組みに全力を注ぐ所存です。
これは公式が明記していることではないのだが、『Project:;COLD』はいわゆるARG(代替現実ゲーム)というゲームジャンルに近い。ARGは何かの作品のプロモーションとして展開されることが多く、それ単体でマネタイズするのは難易度が高い。
※ARGについては「ARG情報局」というサイトで詳しく説明されているので、興味がある方はそちらをご覧いただきたい。
実際、まだタイトルが発表されていない『都まんじゅう』(登場キャラクター6人が組んでいるバンド)だったころ、ネット上では「新作ゲームやアニメの宣伝では?」という意見が上がっていた。だからこそ『Project:;COLD』として発表された今、「どこでマネタイズするのか」はもっともな疑問だったわけだ。
公式Twitterでは「最終的には新しいコンテンツとして、多くのファンに受け入れられることを目標にはしております。」とも言っていることから、完全にノープランというわけではなさそうだが、ゲーム化やアニメ化といった“次の展開”は今回の反響次第なのだろう。
それはそれで心配になってしまうのだが、マネタイズは一旦置いて、企画ファーストで展開するというのは、ファンからすれば期待が膨らむ方針だろう。
今後も『Project:;COLD』の展開に注目していきたい。
文/電ファミニコゲーマー編集部
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