Mod開発チームEmberspark Gamesが、一人称視点パズルゲーム『Portal 2』用のMod『Portal 2: Desolation』を開発中だ。すでに5年以上開発が続いている作品で、2020年12月にゲームプレイを紹介する最新映像が公開されている。
Check out the first-ever gameplay preview for PORTAL 2: DESOLATION, featuring fast-paced puzzle gameplay and a new cybernetic Portal Gun: the ARM. Stay tuned this weekend for more. pic.twitter.com/D5Qbhtj1jl
— Portal 2: Desolation (@desolation_mod) December 18, 2020
『Portal 2: Desolation』は、『Portal 2』から何年も経った未来が舞台。主人公はオリジナルキャラクターであるダイアナ・メンデスで、彼女は大きな怪我を負ったがアパチャーサイエンスのサイバネ技術で手術を受け、腕にはサイバネティックポータルガン「ARM」(Antebrachial Relativity Manipulator)が装着されている。このARMは1980年代に開発されたという設定がされており、レトロフューチャーチックなデザインとなっている。
ARM独自の要素については説明されていないが、サイボーグ化した主人公は高所から落ちても平気なメカニカルブーツ、さまざまな情報をHUDに表示するサイバネアイが移植されているという。ゲームでは「インダストリアル」と名付けられた大きなチャンバーを、ARMを使って先へと進むことになる。この施設は採掘に使われた洞窟をベースにしたオープンテストチャンバーとなっている。トレイラーでもかなり大きな空間をジャンプパッドで移動していくシーンが確認できる。
トレイラーにて披露されているのは、ゲームの第三章に登場する「チェイン」と呼ばれるテストチャンバー。ジャンプパッドを使ってゴールまで向かうが、ゴールのドアを開けるには主人公とは別にキューブを運ぶ必要がある、難しそうなチャンバーだ。
ただし開発者によると「チェイン」に到着するまでにパズルの仕組みを教えるパズルが登場しているという。パズルは満足のいく解法が得られるように、独創的でスパイスをきかせた親切な難易度カーブを描くように設計されている。頭が良くなければ解けないパズルではなく、パズルを通して頭を柔らかくしていくというデザインだ。
新たな主人公を迎えるMod『Portal 2: Desolation』はまだまだ開発中。興味がある方はゲームのTwitterアカウントをフォローして続報を待って欲しい。
ライター/古嶋 誉幸