Take-Two Interactiveは2021年第3四半期の決算報告にて、『グランド・セフト・オートV』の累計販売本数が1億4000万本を超えたと発表した。gamesindustry.bizなど海外メディアが報じている。
2020年にはEpic Games Storeにて本作が無料配布されたが、決算報告によれば2020年の『グランド・セフト・オートV』の売り上げは、ゲームが発売された2013年に次ぐ規模だったという。同作は2013年9月に発売され、2013年内の販売本数は3250万本だった。
『グランド・セフト・オートV』はシングルプレイゲームだが、ゲームのマップを使ったマルチプレイゲーム『GTAオンライン』も同梱している。本作が今なお高い人気を誇るのは、『GTAオンライン』によるものだ。
プレイヤーは街をうろつくギャングのひとりとして、仲間と一緒に強盗をしたり、一匹狼として孤高に生き抜くこともできる。さまざまなジョブを通して「GTAマネー」を稼ぎ、豪華なマンションやクルーザー、高級車や武器に衣装などさまざまなアイテムを購入できる。
ゲームとしてさまざまなイベントが用意されているが、さまざまな人々が参加するマルチプレイゲームらしく奇妙な流行が発生することもある。2020年には緑と紫のエイリアン、そしてメン・イン・ブラックの三つ巴の戦いが繰り広げられたことも話題となった。
なお決算報告ではほかにも、『Red Dead Redemption 2』が3600万本を突破するなど、Rockstar Games作品の記録的な売り上げが報告されたという。
また、いまなお人気の高い『グランド・セフト・オートV』は、2021年後半にPlayStation 5版がリリース予定。PlayStation 5版『グランド・セフト・オート V』が発売されてから3ヶ月間は『GTAオンライン』がPS5のユーザー向けに無料配布される予定となっている。
ライター/古嶋誉幸