『SEKIRO』で何度も世界記録を達成したスピードランナーが、ラスボスを目隠しした上でモニタの電源を消して撃破。「チャレンジランナー」の名に恥じない戦いを見せる

 『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、『SEKIRO』)スピードランナーとして知られるLilAggy氏は、自らを「チャレンジランナー」と称している。先日世界で初めてRTA Any%で20分10秒台をたたき出したが、早くクリアするだけでなく、『Dance Dance Revolution』専用コントローラーでゲームをクリアしたり、ドラムコントローラーでクリアしたり、と、ゲームをできるだけ「難しく」クリアすることでも知られている。

 そんな氏が、目隠しをしたままゲームの最終ボス「剣聖 葦名一心」を倒しきる動画を投稿した。目隠しだけでなく、モニターもオフ。ふだんと違ってカメラを二台用意してモニターを一切見ていないことを証明するなど、かなり気合いを入れて臨んでいる。

 目隠しをしたままゲームを遊ぶプレイヤーはストリーマーでも複数いるが、ここまで多様な方法でゲームをしゃぶり尽くしている人はそういないだろう。

 ビデオでは最初に、一心を倒すための装備を説明している。義手忍具は敵をひるませる「爆竹」。10回使える「傷薬瓢箪」や回生の力を1回だけ回復する「おくるみ地蔵」、そしてそれぞれ攻撃力と防御力を上げる「阿攻の飴」と「吽護の飴」を所持。
 イントロダクションパートでは、このビデオのスポンサーも紹介している。スポンサーはAmazonのオーディオブックサービス「Audible」。本の読み上げサービスで、視覚障害者でもスマホなどで本が楽しめるサービスだ。このあたりも、今回の挑戦に合わせたのかもしれない。

 説明が終わり一度目隠しをしていない状態で一心を撃破した後、本当に目隠しをしていることを証明するため、二重に目隠しをした上でモニターの電源を切る。加えて、音楽もミュートにした。目が見えない状態では音と知識だけが頼り。一心の一挙手一投足を聞き漏らさないようにしたのだろう。

(画像はYouTubeより)
(画像はYouTubeより)

 目隠しをしての一心戦では一部状況が見えていれば当てられたり、回避できたりする攻撃もあるものの、大技の多くをしっかりと回避しており、まるで見えているかのような戦い方だ。何度もやりこんでパターンを体にしみこませたことが分かる。突き攻撃は「危」の文字が見えないながらも音でしっかりと出だしを予測し、しっかりと見きりで反撃している。

 派手な音が響く雷返しも成功し、見事に一心を撃破。大喜びしている様子は、それまで何度も失敗していたことを物語っている。YouTubeでは最終的に撃破した部分だけがアップロードされているが、「本当にたくさんのチャレンジ」がその間に繰り返されていたようだ。

 まさに「チャレンジランナー」らしい方法でゲームをクリアしたLilAggy氏。一方、氏がもっとも名前を知られている『SEKIRO』Any% RTAでは、ライバルのMitchriz氏が再び世界記録を更新。20分11秒という記録をたたき出している。わずか数日でさらなる記録が達成され、LilAggy氏もさらなる記録更新にまい進するはずだ。

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
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