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シベリアに住むゲーム開発者が作るかわいらしくも不穏なアクションアドベンチャー『Mallory and the Marble Sanctum』(マロリーと大理石の聖域)配信開始

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 ロシアはイルクーツクに住むゲーム開発者のイワン・コロシェフ氏は、アクションアドベンチャー
『Mallory and the Marble Sanctum』(マロリーと大理石の聖域)Itch.ioにて配信開始した。海外メディアAlpha Beta Gamerが報じている

 64bit Windowsのみ対応。また、英語とロシア語のみで日本語には未対応。ストーリーリッチなゲームのため、比較的英文の量が多い。ただし、アクションしながら英文まで読むようなことはないので、辞書を引きながらプレイすることは可能だ。

 『Mallory and the Marble Sanctum』は、コロシェフ氏が現在製作中の『Mallory』のプレアルファ体験版という位置づけになっている。ゲームは美しいがどこか不穏な空気のある白亜の聖域と、ミニチュア然とした段ボールでできた自宅のふたつのパートが登場する。

 聖域ではいくつかのパズルやプラットフォームアクションを乗り越え、聖域に隠された印を集める。かわいい見た目ではあるが、アクションの難度は意外と高め。随所に主人公のふだんの生活が見えるイベントが用意されており、彼の苦しみの一端をかいま見られる。
 パズルの方は一部解き方がわかりにくい部分はあるが、アクションに比べると簡単という案配だ。どうしても解けない場合は、いちど戻って別の通路を進んでみるのがいいだろう。

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(画像はItch.io『Mallory and the Marble Sanctum』より)
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(画像はItch.io『Mallory and the Marble Sanctum』より)

 ミニチュアのような家でのゲームプレイは、パズルとポイントアンドクリックアドベンチャーを組み合わせている。気になる場所を調べ、用意されたパズルを解くことが目的だ。家で本を読むことを好む落ち着いた性格の主人公だが、ここでの目的は鍵を見つけて外に出ること。
 なぜ自宅から外に出るのに鍵を開ける必要があるのか、一緒にいるネコとの関係など今後の展開を想像させるパートだ。

 ゲームの特徴は、やはり人目を引くグラフィックだろう。モノトーンで彩度を抑えた落ち着いた雰囲気は、ざらざらとしたフィルターエフェクトを通して不穏な雰囲気を醸し出している。音声はないものの、フォントによる演出も良い味を出している。

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(画像はItch.io『Mallory and the Marble Sanctum』より)
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(画像はItch.io『Mallory and the Marble Sanctum』より)

 『Mallory and the Marble Sanctum』は、Itch.ioにて無料で配信中。興味があるという方は、ぜひプレイしてみてほしい。なお、Oculus Riftを接続しているとゲームの起動に問題が生じる場合があるようだ。タスクマネージャーの詳細からOculus関連のサービスを停止させるときちんと起動する。

ライター
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一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。

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