ホビージャパンは、駆け引きと交渉をメインに進めていく社会派ボードゲーム『京都議定書』の日本語版を5月上旬に発売した。価格は税込4400円で、10歳以上のプレイヤー3人から6人で遊べる。1ゲームの所要時間は30分から45分だ。
『京都議定書』は、2020年に設立されたドイツの新興ゲームレーベル「Deep Print Games」による作品である。1997年12月に採択された国際協定をタイトル名に据えている本作では、各プレイヤーが国家の代表として、地球の環境問題と自国の利益に関わる議論を進めていく。
各プレイヤーは削減する物質や必要な資金が記された「論文カード」を引き、目標達成のために議論を90秒間展開する。すべての論文カードに関する議論を終えるとゲーム終了となり、残った資金や入手した「豊かさカード」に書かれた点数の合計で勝者が決まる。
議論の目標が達成できなかった場合は環境被害を受け、限界に達したプレイヤーの国は「利益を優先しすぎた国」として脱落。その時点でゲームが終了するため、得点と環境保護のバランスを考えながら異なる目標を持つ相手との駆け引きを進める必要がある。
『京都議定書』の発売に関するリリース文は以下のとおり。興味があればホビージャパンの商品紹介ページや公式通販サイトもチェックしてみてほしい。
ボードゲーム『京都議定書』日本語版発売のご案内
株式会社ホビージャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:松下大介)は、昨年設立されたドイツの新ゲームレーベル、Deep Print Games より発売される、世界経済と環境問題がテーマの駆け引きと交渉のゲーム『京都議定書』日本語版を 5 月上旬に発売いたしました。
マネーが世界を崩壊させる……
地球温暖化防止会議へようこそ!
6 つの大国の代表として、あなたは「世界は環境崩壊の危機に瀕している」と主張する、いくつかの極めて不吉な論文について討論します。
疑いなく、あなたはこの惑星を救うためにできるすべてのことをします。そうでしょう?
絶対に……母国の富を守ることができる限りは……そして陰の実力者たちの富も共に守れるのであれば……。
『京都議定書』は、プレイヤーそれぞれが国家の代表となって、地球の環境問題と自国の利益を巡って交渉を行うボードゲームです。
プレイヤーたちは「論文カード」に書かれた目標を達成するために、必要な資金などをどれだけ提供できるか 90 秒間議論します。
しかし、その目標は誰もが達成したいものとは限りません。各国が秘密裏に持つ目標のために他国をお金で買収し、自国の利益を優先する国がいるかもしれません……。
論文カードに書かれた目標が達成できれば環境は守られます。すべての論文カードを議論し終えると会議は成功を収めてゲーム終了となります。
残ったお金や豊かさカードなどによる点数が最も高かったプレイヤーの勝利です。
もし目標が達成できなければ動物の絶滅や気温の上昇などの被害が出てしまい、被害が限界に達すると会議は失敗、途中でゲームが終了します。
その時点で最も点数の高いプレイヤーは「利益を優先しすぎた国」として脱落し、2 位のプレイヤーが勝利します……とはいえ、あなたは決してそんなことにはさせないでしょう……違いますか?
『京都議定書』日本語版 好評発売中
価格/4,400 円(税込) プレイ人数/3~6 人 ゲームデザイン/ザビーネ・ハラー、ヨハネス・クレナー
対象年齢/10 歳以上 プレイ時間/30~45 分 商品コード/4981932025612
商品 WP/https://hobbyjapan.games/kyoto/
内容物:ボード 1 枚、カード 100 枚、紙幣 63 枚、国旗トークン 6 枚、国旗ホルダー6 個、雲タイル 6 枚、気温レベル 6 枚、動物タイル 5 枚、書見台 1 つ、ルールブック 1 冊
ライター/ヨシムネ