コミックマーケット準備会は、「コミケ」こと「コミックマーケット99」を東京ビッグサイト 東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)にて、12月30日~31日に開催すると発表した。
また本日8月2日より、参加申込書セット(冊子版)の通販を開始した。
新日程でのコミックマーケット99は、2021年12月30日~31日に開催することになりました。
— コミックマーケット準備会 (@comiketofficial) August 2, 2021
今後の情報につきましては公式Webサイト等にてご案内いたします。新しいコミックマーケットに関するリリースを参照ください。https://t.co/FQY5zafLOw
「コミケ」という愛称で知られるコミックマーケットは、定期的に開催される大規模な同人誌即売会。
新型コロナウイルス流行に伴い、2020年GWの「コミックマーケット98」の開催中止に続き、昨年12月、今年5月の「コミックマーケット99」の開催を延期していたが、今回、2021年末の開催が正式に発表された形だ。
今回、例年どおり東京ビッグサイトでの開催を決定した経緯については公式サイトで発表されており、
新型コロナワクチン(以下「ワクチン」とします)について、接種者の感染や重症化が大幅に減少することが、既に英国や米国で明らかになっています。そして、日本では、ワクチンの接種が高齢者中心に進み、新規感染者数に占める高齢者の割合が昨年秋以降で最も低い水準となりました。政府では、新規感染者数の増加に比べ、重症者数の増加が抑えられている傾向が見られると評価されています。残念ながら、現時点では希望する方全員へのワクチン接種が直ちに可能な状況ではありませんが、政府は本年10 月から11 月までに希望者全員へのワクチン接種終了を目指すとの方針を明らかにしています。さらに、ワクチン接種の普及に伴い、現状のイベントの収容率・上限人数の制限を見直す機運も高まっていることが報道されています。
という政府の、「本年10月から11月までに希望者全員へのワクチン接種終了を目指す」という方針に従って、「数ヶ月後の開催時期には社会状況の改善が見込まれるとの認識に基づき」開催決定の判断に至ったようだ。
ただし、「ワクチンの接種等により社会状況の改善が見込めない場合は、さらなる延期の可能性も否定できない」とも記されている。
同時に、いまだ新型コロナウイルスに関する不安が続く状況下で、「しかしながら、同人誌の世界全体の状況を鑑み、開催を目指していきます。動き始めなければ、コミックマーケットという「場」が開かれることはないのです。」との力強いメッセージも記されている。
こうした中、いまだ多くの不確定要素が残っており、感染拡大も続いている状況ですが、サークル申込や配置など様々な準備の期間を考えると、2021年冬のコミックマーケット99(以下「新C99」とします)の開催に向けて、今、動き出すことを発表させていただくべきと考えた次第です。なお、ワクチンの接種が普及することによる効果を見つつ、新C99の開催可否を検討してきましたが、ワクチンの効果が現れてきたのを確認できた時期に感染が急速に拡大してしまったため、C99開催発表のタイミングがこのような状況になってしまったものの、数ヶ月後の開催時期には社会状況の改善が見込まれるとの認識に基づき、発表しております。
ただし、旧C99の開催を発表した際にも申し添えましたが、ワクチンの接種等により社会状況の改善が見込めない場合は、さらなる延期の可能性も否定できません。しかしながら、同人誌の世界全体の状況を鑑み、開催を目指していきます。動き始めなければ、コミックマーケットという「場」が開かれることはないのです。
コミックマーケット99の詳細、方針、申し込みについては、詳しくは公式サイトを確認して欲しい。