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『ICO』が今年で発売20周年。生みの親・上田文人氏の「genDESIGN」公式Twitterにて設定資料を投稿予定、思い出話も募集中

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 genDESIGNは、アクションアドベンチャーゲーム『ICO』が、2021年12月6日に発売20周年を迎えることを告知し、genDESIGN公式Twitterにてスクリーンショットや設定資料を投稿していくと発表した。

 またあわせてハッシュタグ「#ICO20thANNIVERSARY」をつけて、『ICO』 にまつわる思い出話を募集した。

 『ICO』は、2001年にPS2向けに発売されたアクション・アドベンチャーゲームだ。

 頭に角の生えた生贄の少年イコが、道中で檻に囚われた少女ヨルダと出会い、行動をともにしながら霧の古城に連れられ脱出を目指す。だが城に仕掛けられた罠の数々や暗闇から現れる謎の怪物たちはヨルダを狙っていた。

 本作は『The Last of Us』のクリエイターなど、国内外の多くクリエイターがしばしば影響を公言しており、ユーザー、クリエイターとも高い評価を受けている作品だ。

 特徴的なのは、少女ヨルダの言葉がプレイヤーにとってわからないこと。ゲームは架空の言語で表現されており、言葉が通じない中でヨルダに呼びかけたり手をつなぐことによって、ヨルダを導く必要がある。

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(画像はYouTube「ICO プロモーションビデオ」より)
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(画像はYouTube「ICO プロモーションビデオ」より)
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(画像はYouTube「ICO プロモーションビデオ」より)
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(画像はYouTube「ICO プロモーションビデオ」より)
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(画像はYouTube「ICO プロモーションビデオ」より)

 またイコとヨルダのふたりが協力しないと謎解きを解いたり、セーブができない仕組みになっており、「二人旅」をアクション・アドベンチャーで推し進めたゲームデザインや、多くを語らないストーリー、アートデザインなどが先駆的なものとして高く評価されている。

 開発を主導した上田文人氏は、本作と次作『ワンダと巨像』にて日本を代表するゲームクリエイターとして一躍注目されることになり、2016年には『人喰いの大鷲トリコ』を発売している。

 なお『ICO』は、2011年にはPS3向けにHDリマスターされており、これから遊ぶ人はPS3版を手に取るのが遊びやすいだろう。

 上田文人氏をはじめとして『ICO』、『ワンダと巨像』のスタッフが中心となって設立してスタジオ「genDESIGN」の公式Twitterアカウントでは、『ICO』の発売20周年を記念してスクリーンショットや設定資料集を公開していくとのことなので、「genDESIGN」の公式Twitterアカウントをフォローしてみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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