歌手の小林幸子氏は9月23日(木)、自身のYouTubeチャンネル「小林幸子はYouTuBBA!!」にて、人生初となるゲーム実況に挑戦する動画を公開した。
国民的歌手として知られ、年末の恒例番組「紅白歌合戦」にも34回の出演歴を持つ小林氏は、芸能活動57年を迎えるベテランタレント。2012年頃よりインターネット上での活動を展開し、比類なき圧倒的な存在感から“ラスボス”の愛称で親しまれてきた。
そんな小林氏は2021年9月、3年近く運営を続ける自身のYouTubeチャンネルを刷新。以前は「歌ってみた」系動画を中心に投稿していたが、リニューアル後はルームツアーや激辛チャレンジなど、よりYouTuberらしい活動へとシフトしている。
ゲームにはまったく触れたことがないと話す氏は、スーパーファミコン向けソフト『スーパーマリオワールド』の実況プレイに挑戦。マリオについては「安部前首相がコスプレしていた」と語っている点からも初々しさが伺えた。
キラーを「クジラのおばけ」と独自のワードセンスで評しつつ、慣れない操作に苦労しながらプレイに一喜一憂する氏の姿には、長きにわたる芸能界での活動を支えてきた真摯な人柄がにじみ出ている。運営スタッフのデモプレイにも拍手や表情での反応を欠かさない自然なリアクションには、あらゆる人を楽しませたいと追求してきた彼女のエンターテイナーとしての人生の発露が見て取れた。
その後は『スーパーマリオカート』でスタッフと対決し、自身と重ね合わせたクッパを使用するも当然ながら敗北。ゲームの腕前がラスボスの高みに達するにはまだまだ時間を要しそうだ。
初めての挑戦を終え、「これでゲーム実況と言えるか分かりませんが」と謙虚にコメントする小林氏。こんなに疲れたのは初めて。「コンサートで2時間歌う方がいいわ」と締めくくった。
シニアタレント界隈では、かつて小林氏と「紅白歌合戦」のトリを争った美川憲一氏も最近ではYouTubeでのゲーム実況に取り組んでいる。美川氏が練習に励む『デッド バイ デイライト』にて、小林氏との対決が繰り広げられる日を期待したい。