デベロッパーのEbb Softwareは12月11日、同社が開発する新作ホラーゲーム『Scorn』の発売を延期し、2022年10月に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam、Microsoft Store)、Xbox Series X|Sとなる。Steamストアページによると、音声とインターフェイスは日本語に対応する。
『Scorn』は1人称視点のホラーアドベンチャーゲームだ。有機的な金属と内臓の迷宮を舞台に、プレイヤーは生き物の様な銃でクリーチャーを倒しながら探索を進めていくこととなる。
本作のアートワークはペインター、イラストレーター、造形作家であるH・R・ギーガー、画家のズジスワフ・ベクシンスキーの影響を強く受けており、湿度のあるテクスチャで描かれるヌメヌメした3DCGや、痛々しい内臓のモチーフ、生物めいた造形の金属がビジュアルの特徴となる。また、迷宮の攻略にはプレイヤーが手にする銃以外にもスキルやマップ上のパズル要素が設けられ、銃の弾数のやりくりも相まって緊張感のある手触りに期待できるだろう。
本作の明確なシナリオは明らかにされておらず、作中のビジュアルやインタラクションから物語を感じさせる設計となる。
今回の発表によるとゲームは75%が完成しており、発売時期にあわせて残りの25%の制作とバグの除去を実施するという。
2020年10月以降、2021年の11月5日に至るまで本作の開発情報が公開されず、ユーザーからの批判も多く見受けられた。今後はクラウドファンディングを介した企画として支援者に情報を共有すべく、開発状況はKickstarterのアップデートページにて継続的に公開される。
今回の発表ではEbb Softwareのリード3DアーティストであるNikolaへのインタビューにくわえて、迷宮の至る所に配置された重要なアーティファクトのコンセプトアートと映像が公開された。
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