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リマスター版『魔法使いの夜』がPS4、Nintendo Switch向けに2022年に発売決定。フルボイスにしてさらに美麗に

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 TYPE-MOONは、情報番組「Fate Project 大晦日TVスペシャル」にて、ビジュアルノベル『魔法使いの夜』をフルボイスにして、PS4、Nintendo Switch向けに2022年に発売すると発表した。

 あわせてボイスつきの解禁映像を公開しており、公式サイト公式Twitterをオープンしている。

 『魔法使いの夜』は、TYPE-MOONが開発した2012年にPC向けに発売した伝奇ビジュアルノベル。「まほよ」とも略される。今回は本作がPS4、Nintendo Switch向けにフルボイスで発売が決まった形となる。

 主人公・静希草十郎(しずき そうじゅうろう)とともに、『月姫』のプロローグにも登場した蒼崎青子(あおざき あおこ)、さらに久遠寺有珠(くおんじ ありす)が中心的なキャラクターとして物語がつむがれ、穏やかでゆるやかな日常が美しく描かれている。

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(画像はYouTube「「魔法使いの夜」(Nintendo Switch™/ PlayStation®4)解禁映像」より)
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(画像はYouTube「「魔法使いの夜」(Nintendo Switch™/ PlayStation®4)解禁映像」より)
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(画像はYouTube「「魔法使いの夜」(Nintendo Switch™/ PlayStation®4)解禁映像」より)

 舞台は1980年後半の日本。田舎から三咲町にやってきた男子高校生・静希草十郎は、ある日、女子高校生の蒼崎青子が魔法を使っているところを目撃してしまう。蒼崎青子は、坂の上の屋敷で魔女・久遠寺有珠とともに暮らしている魔法使い見習いだったのだ。これがきっかけで静希草十郎は屋敷に住むこととなり、奇妙な同居生活がはじまることなる。

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(画像はYouTube「「魔法使いの夜」(Nintendo Switch™/ PlayStation®4)解禁映像」より)
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(画像はYouTube「「魔法使いの夜」(Nintendo Switch™/ PlayStation®4)解禁映像」より)

 テキストや立ち絵の表示されるテンポ、多層的なグラフィックの使い方によって奥行を表現した動きのある演出が混然一体となっており、演出面において高く評価されている。

  総監督、シナリオを奈須きのこ氏が担当。プロデューサー、キャラクター原案を武内崇氏、キャラクターデザイン、原画、総作画監督をこやまひろかず氏が務めている。また、つくりものじ氏が担当したスクリプト、演出が高く評価されていることでも知られている。

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(画像はYouTube「「魔法使いの夜」(Nintendo Switch™/ PlayStation®4)解禁映像」より)
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(画像はYouTube「「魔法使いの夜」(Nintendo Switch™/ PlayStation®4)解禁映像」より)

 2021年12月27日には劇場用アニメーション化されることも発表。『空の境界』、『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』など、数多くのTYPE-MOON作品をアニメ化したufotableが手がける。

 『魔法使いの夜』は、これまでPC向けの発売のみだったが、家庭用ゲーム機、劇場用アニメーションと広がり、さらに世界が広がりそうだ。リマスター版『魔法使いの夜』は2022年にPS4、Nintendo Switch向けに発売予定だ。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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