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ネコのセラピストとなって気難しい島の動物住民たちを治療する『san Zoolin』開発中。複雑な内面に潜む心のパズルを解き明かし、廃れた観光地を再生しよう

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 個人開発者のLina Lundstedt氏は1月22日(土)、ネコのセラピストとなって動物たちにカウンセリングを施すPC向けアドベンチャーゲーム『san Zoolin』Steam版ストアページを公開した。同作は開発が進行中で、リリース時期は明らかとなっていない。

※トレイラーの映像は開発中のもの

 『san Zoolin』では若きセラピストのネコ「Kirk(カーク)」が魅力的な求人広告の文言に惹かれ、かつて観光地として栄えたあるラテンの島へと移住する。だがその場所は、複雑な内面を抱えた動物住民たちの気難しい言動によって、しだいに廃れつつある島だった。

 職務上、次の休暇シーズンが始まるまでの6ヵ月の間に彼らを治療して島に活気を取り戻したいカークは、セラピーを行うまでの信頼関係を築くため、島に隠された謎を解き明かしながらクライアントの獲得へ乗り出していく。

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(画像はSteam『san Zoolin』より)
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(画像はSteam『san Zoolin』より)
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(画像はSteam『san Zoolin』より)

 ゲームプレイとしては島の探索や住民たちの身の上話に耳を傾け、選択肢から相づちを打つなどして治療に臨むのがおもな内容となるようだ。街の顔である陽気なシンガーソングライターのカピバラや、海を捨てた過去を持つミステリアスな魚、パニック発作を持つウッドチャック(マーモットの一種)といった個性豊かなキャラクターたちを相手に物語は進行する。

 作者のLundstedt氏は、3Dゲームの開発やテレビ・広告業界でアニメーターとして活動していた人物。以前にも個人で小規模なゲームをリリースした経験を持つとのことだが、しっかりと作りこんだ形で世に送り出すのは今回が初になるという。

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(画像はSteam『san Zoolin』より)

 『san Zoolin』の販売価格や時期は未定なものの、itch.ioでは本作の体験版が先がけてダウンロードできる。英語とスペイン語の両言語への対応となっているが、トレイラーではアヒルの患者が「オレの親父ったらおかしいんだよ!(My father is quite the duck!)」と話していることから、動物をネタにしたユーモアの数々も期待できそうだ(duckはスラングで「変わった」の意)。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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