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『フォートナイト』を通じたウクライナへの支援金が1億ドル(約123億円)を突破。新シーズンの開催も拍車をかけ、アメリカ国務省による支援額と同等の規模に

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 Epic Gamesは3月30日(水)、『フォートナイト』を通じて展開中のウクライナへの人道支援を目的に売上を充当する取り組みにおいて、1億ドル(約123億円)を集めたことを明らかにした。

 同社は3月20日(日)、運営を手がけるバトルロイヤル型シューティングゲーム『フォートナイト』について、4月3日(日)までの2週間の全収益を戦争状態にあるウクライナへの人道支援に充てると発表。食料や必需品、法的サポートなどの緊急援助を現地向けに行う各団体に対し、支援金を送付すると伝えた。

 今回の発表では、「DIRECT RELIEF」「国連児童基金(UNICEF)」「国際連合世界食糧計画(UNWFP)」「国連UNHCR協会 – 国連難民高等弁務官事務所」の4団体にくわえ、新たにウクライナでの食糧支援プロジェクトを手がけるNPO「World Central Kitchen」を送付対象に追加することも明かされた。

 支援金に充てられるのは、V-Bucksパックキャラクターコスチュームなど実際の通貨で購入された有料コンテンツ。ゲーム内通貨の「V-Bucks」を使用した購入は対象外となっている。また小売販売店での購入分についても、期間内にゲーム内で引き換えられた場合は対象となるほか、サブスクリプション費用の加入や更新における収益も同様に含まれるとのこと。

 同作では新シーズン「チャプター3 – シーズン2: レジスタンス」が20日(日)より開始され、ゲーム内アイテムの購入に拍車をかけたとみられる。なお本取り組みにはマイクロソフトも協力しており、Microsoft Storeでの『フォートナイト』関連コンテンツにおいても、期間中の純売上額すべてがウクライナへの人道支援に充てられるという。

 1億ドルといえば、現地時間3月26日(日)に「民間へのセキュリティ強化」を目的として、アメリカ国務省がウクライナの警察機関である同国の内務省に宛てて送ると発表した金額と同等のスケール。4月3日までの期間内にさらなる増加が見込めることから、最終的にどれだけの支援を集めるのか注目が向けられるところだ。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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