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銭湯ホラーゲーム『地獄銭湯』開発中。富士山の壁画とキンキンの瓶牛乳が並ぶレトロな銭湯で恐怖を描く

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 個人ゲーム開発チームのChilla’s Art(チラズアート)は4月26日、新作ホラーゲーム『地獄銭湯』のSteamストアページを公開した。

銭湯ホラーゲーム『地獄銭湯』開発中01
(画像はSteam:The Bathhouse | 地獄銭湯より)

 発売時期やゲームの詳細は明らかにされていないが、近日中に配信される予定だ。

 『地獄銭湯』は、銭湯を題材にした日本のホラーゲーム。本作の詳細はほとんど明かされていないが、ストアページによると今まで発表されたのチラズアートの作品と同じく、ウォーキングシミュレーターをベースに、謎解き要素を盛り込んだゲームとなる。

 また、VHSフィルムを意識したビジュアルに日本のホラーから影響を受けた背景美術が登場し、マルチエンディングのサイコロジカルホラー作品となる。

 なお、VHSのエフェクトはオプションからオンオフの切り替えが可能となる。

 公開されているスクリーンショットを参照すると、本作の舞台はタイトルの通りに銭湯であり、タイル張りで大きな富士山の壁画が配置されたオールドスクールなスタイルだ。

 施設には木彫の脱衣所に番台、ジュークボックスにレイドバックしたデザインのポスター、瓶牛乳が並ぶ冷蔵庫やアイスクリームなどが登場し、ノスタルジックな美学で構築されている。

 銭湯以外のフィールドは、住宅街やわずかに生活の痕跡を残したボロアパートの一室、木造建築に囲まれた雑草の生茂る廃墟の遊具が登場する。

 公開されている情報やモチーフはレトロな要素が目立つものの、公開されている映像は限られた光源に照射された光のニュアンスが確認でき、物理演算を介してレンダリングされる高精細なグラフィックになると推測される。

 本作を手掛けるチラズアートはアメリカ育ちの日本人の兄弟ふたりでゲームを制作する個人開発チームだ。

 日本ならではのコンビニや学校といったロケーションや都市伝説をモチーフとした作風の作品が多く、2019年9月に配信を開始した『赤マント』や2020年一月に配信した『雪女』で知られている。

 個人開発チームながら確保されたクオリティとコンスタントな作品のリリースペース特徴としており、Steamでは2018年から今日に至るまで20本の作品をリリースしている。今作のストページの開設は、2022年の3月19日に配信開始した『閉店事件』の配信開始日から約1ヶ月後であることからも、その驚異的な制作ペースが伺えるだろう。

 鮮明な映像として撮影されるレトロな銭湯を舞台にどのような恐怖が立ち上がるのか、興味がある読者は本作をウィッシュリストに登録して続報を待とう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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