文永11年(1274年)の蒙古襲来を題材としたアクションアドベンチャーゲーム『ゴースト・オブ・ツシマ』で主人公の「境井仁」役を演じた俳優のダイスケ・ツジ氏が、同作の温泉入浴シーンを再現する動画(ゲーム内では「秘湯」と表現)が公開されている。
同映像は海外ドラマ『ヒーローズ・リボーン』への出演などで知られる内門徹氏のYouTubeチャンネルに投稿されたもの。ふたりが作中の殺陣を披露し80万回再生を超える反響を呼んだ前回のコラボに続く企画動画の第2弾となり、会話自体は英語メインで進行するものの日本語の字幕も表示されるため気軽に楽しめる内容だ。
ツジ氏と内門氏は前回の動画の成功を祝い、カリフォルニア州の山「ガヴィオータ・ピーク」を登った先にある秘境の温泉を目指す。『ゴースト・オブ・ツシマ』ではフィールドのなかに隠された温泉を見つけ出し浸かることで体力の最大値を増加させたり、「思うこと」と表示された任意の選択肢のなかから仁の心情を独白形式で聞いたりできる。
作務衣を纏ったふたりはハイキングしながらの雑談をしばらく楽しんだのち、目的の温泉へと到着。険しい坂道を越えた先に、ぬるめの温度の湯が貯まっていた。見た目にはあまり清潔ではなかったことから、「どうしても入りたくない」と浸かるのを拒否するツジ氏。しかしながらその後近くでもうひとつの温泉を発見し、「こっちなら大丈夫そう」と入浴シーンの再現を開始する。
自らの肉体で仁の入浴モーションを演じながら、ツジ氏は温泉へと足を踏み入れていく。カメラによる画面構成やテロップの演出も含め、作中の場面に忠実な映像の作りだ。
開放的な気分になったためか「なぜ仁の尻はあんなに大きいのだろうか」と作中の「思うこと」の設定を交えたジョークも飛び出す。なおツジ氏は肌色の肌着を身に着けて撮影を行っているため、ジョーク以外のものが飛び出すことは基本的にはない【※】ので安心して視聴されたい。
※動画の後半では会話の成り行き上、一部ストーリーのネタバレに触れてしまう箇所が存在するが、不安な方はツジ氏が事前に注意喚起を行う該当パート(11:55~12:15付近)を避けて視聴するのを勧める。
再現シーンを終えると、ツジ氏と内門氏は肩を並べて仲良く温泉に浸かりながら雑談を再開。話題は2021年8月発売のディレクターズカット版に収録された追加ストーリー「壹岐之譚」をプレイしたツジ氏のエピソードから内門氏が『ゴースト・オブ・ツシマ』のオーディションへ参加した過去におよび、ツジ氏が仁として作中で実現できなかったという“あること”に挑戦する。
それは温泉で「肩まで浸かる」こと。「仁は上半身をたくさん使ってるんだから、肩や胸も休めないと」ツジ氏は述べつつ、もし可能なら「泳いだり浮かんだりできる機能を追加してほしいね」と演じた役に対するいたわりの言葉を語って動画は締めくくられた。
なお本動画の最後にはツジ氏との次回のコラボ企画も予告されており、街なかで買い物をしてハンバーガーを食べたりキャンプして焼きそばを作ったりして楽しむふたりの模様が一部披露されている。