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『ずんだもん』の「うたう&ささやく版」が同時にリリース開始。歌声シンセサイザー『NEUTRINO』と一周年を迎えるテキスト読み上げソフト『VOICEVOX』でそれぞれ無料で利用可能

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  SSS合同会社は8月1日、同社が企画する東北ずん子プロジェクトの人気キャラクター「ずんだもん」のささやき音声と歌声のライブラリの一般配布および公開が解禁となったことを発表した。

 ささやき音声はテキスト読み上げソフト『VOICEVOX』で、歌声は歌声シンセサイザー『NEUTRINO』で、それぞれ無料で利用可能だ。

 本件はGREEN FUNDING上で行われたクラウドファンディングプロジェクト「ずんだもんは、四国めたんも「ささやきたい」「歌いたい」音声合成制作!」の支援成功を受けてのものだ。キャラクターの詳細などについては過去の記事を参照いただきたい。

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(画像は「ずんだもんは、四国めたんも「ささやきたい」「歌いたい」音声合成制作! | SSSファンド」より)

 『VOCEVOX』はヒホ氏によって開発された無料のテキスト読み上げソフトだ。無料ながら高い品質でテキストの読み上げを行えることから、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトでは、ゲーム実況やかけ合いの動画などで広く利用されている。

 本ソフトではずんだもんは初期キャラクターとして実装されており、同ソフトに収録されているキャラクターボイスの中でも特に高い人気を誇っている。今回は、ちょうど本ソフトが一周年を迎えるタイミングで、ささやき音声が追加された形となる。

 ささやき音声のライブラリについては、『VOICEVOX』の公式サイトより入手が可能だ。

 また『NEUTRINO』は、SHACHI氏によって開発された無料の歌声シンセサイザーだ。楽譜と歌詞のデータを入力するだけで、ニューラルネットワークによって学習した自然に近い歌声を自動的に合成してくれるソフトで、こちらもYouTubeやニコニコ動画などの動画サイトで人気を誇っている。

 『NEUTRINO』用の音声ライブラリはクラウドファンディング支援者向けに7月15日より先行して配布が行われており、8月1日よりこれを利用した音声の一般公開が解禁されるとともに、ライブラリの一般配布も開始となった。

 こちらの音声ライブラリは『NEUTRINO』の公式サイトよりダウンロード可能だ。なお、利用には「Electron v1.1.0」以降のバージョンの本体が必要となるので注意されたい。

 YouTubeやニコニコ動画では、この公開を受けてすでにユーザーによる「ずんだもん」のささやき音声を使った動画や、歌動画が投稿され始めている。

 また、同クラウドファンディングプロジェクトで取り上げているもう一人のキャラクター、「四国めたん」の追加ライブラリについては、10月から11月ごろにNEUTRINO用の追加ライブラリのリリースを予定しているとのことだ。

 さまざまな声を得て、さらに勢いを増す「ずんだもん」。この機会に、これらのソフトを利用して制作を行ってみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

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