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アニメ『世界の終わりに柴犬と』が二次創作ガイドラインを公開。ルールを守れば「切り抜き」やMAD、同時視聴会を公式に配信可能。アニメにはVtuberの天使うとさん&犬山たまきさんが出演

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 株式会社KADOKAWAは8月2日、同日より放送を開始したYoutubeアニメ『世界の終わりに柴犬と』に関して、二次創作ガイドラインを公開した。

 YouTubeアニメ『世界の終わりに柴犬と』は石原雄氏が手掛ける同名の漫画を原作とする作品だ。原作はもともと作者が自身のTwitterにて公開していた作品で、2018年よりツイッターでの発表に加え、KADOKAWAのWebマンガサイト、ComicWalkerより配信を開始し、単行本も発売されている。

 物語は文明崩壊後の世界を舞台としており、旅する女子高生の主人公「ご主人」と彼女に付き従う愛犬「ハルさん」の日々を描き出す。作風としては非現実的な出来事や設定が入り混じった日常を描くマジックリアリズムと呼ばれる形式で、登場する動物は当然の様に日本語を喋り、劇中には異星人も登場する。

 YouTubeアニメ版の『世界の終わりに柴犬と』には、Vtuber天使うとさん犬山たまきさんが、それぞれ46話と70話に出演するという。ふたりのファンはコラボ回にそなえて本作をチェックしておこう。

 今回発表されたガイドラインによると、ガイドラインにて提示された手続きをおこない、条件を守ることでYouTubeアニメ『世界の終わりに柴犬と』の二次創作の動画をYouTubeにて公開できる。

 これにより、ガイドラインを守ることで公式に「切り抜き動画」や「MAD」、同時視聴配信などを実施可能だ。

 発表された二次創作の例は以下のとおり。

・コンテンツを内容や登場キャラクター等毎に整理した「まとめ」動画
・コンテンツを一緒に見る「同時視聴」ライブ配信
・コンテンツの映像を使った「解説」動画
・コンテンツを切り貼りして原作と異なる内容とした動画
・コンテンツに自身のオリジナル映像を加えた動画

 まず、公開されたガイドラインにより二次創作コンテンツは当然ながらYouTubeチャンネル「世界の終わりに柴犬と」で公開されたコンテンツだ。制作された二次創作コンテンツは視聴に別途料金を要さない状況下で、YouTubeにて公開できる。

 ただし、YouTubeメンバーシップをはじめとする「二次的コンテンツ公開時点で視聴に有料課金が必要なコンテンツ」、別途、二次創作を禁止する旨を伝えているコンテンツは対象外となる。

 また、二次的コンテンツを公開する前に、株式会社KADOKAWAが公開しているコンテンツ利用事前登録フォームにて、連絡先などをチャンネル1件につき1回登録する必要がある。

 なお、登録した連絡先に個別に連絡を行う場合がある。公開されている「禁止事項」に抵触する場合、その旨が連絡され、対応すれば確実ではないものの、YouTubeにおけるペナルティを回避できる可能性があるという。

 くわえて、二次創作の動画をYouTubeにて公開する際には、必ず以下のクレジットを説明欄にテキスト表示する必要がある。

このコンテンツは「YouTubeアニメ“世界の終わりに柴犬と”」二次創作ガイドラインに沿って公開をしています。

◆二次創作元:
[二次創作対象コンテンツのURLを入力・複数でも可]

◆「YouTubeアニメ“世界の終わりに柴犬と”」関連情報:
YouTube https://bit.ly/3nXNRwM
Twitter https://bit.ly/3cGivZr
原作コミック https://bit.ly/3PltIMS

◆二次創作関連情報:
「YouTubeアニメ“世界の終わりに柴犬と”」二次創作ガイドライン:https://bit.ly/3zjGCWM
不正利用の通報:https://bit.ly/3KTtjiJ
著作物ID:#A613319735019303
利用許諾協力:#クリエイターサポートプログラム
クリエイターサポートプログラム公式Twitter:https://bit.ly/3zXvoYF

©石原雄/柴犬大好き倶楽部

 二次創作の動画を収益化せずに公開する場合の手続きは以上のとおりだが、二次創作の動画を収益化する場合は別途の手続きも必要となる。

 まず、YouTubeパートナープログラムへ参加し、そのうえでコンテンツ管理事業者がマルチチャンネルネットワークとして提供する「クリエイターサポートプログラム」サービス利用の契約締結を行う。

 契約締結により、YouTubeチャンネルで発生した収益から、対象コンテンツの著作物利用料およびサービス利用料の支払いを行う必要がある。

 ガイドラインの全文では「ContentIDに関する申し立て」の表示が出た場合の注意点、禁止事項、免責事項が掲載されているため、二次創作動画の公開を検討している読者はぜひ改めてガイドラインを参照されたい。

 本ガイドラインにより公式に二次創作が行われ、原作とファンコミュニティの双方の更なる盛り上がりに期待してやまない。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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