「160kg以上のパワーを生む電気ケトル」や「パラシュートとスライダークランク機構を持つネコ」の開発背景を語る。「魔改造の夜」に出演したSIEエンジニアのインタビューが公開

 8月20日(土)、NHK BSプレミアムにて放映された「魔改造の夜」には「Sニー」チームの一員としてソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)のエンジニアが参加していた。その出場メンバーである田中章愛氏、坂根領斗氏、鳳康宏氏の3名へのインタビューがSIEの公式ブログで公開されている。

 「魔改造の夜」はプロのエンジニアが身の回りにある「おもちゃ」や「家電」をとんでもない怪物マシンに改造し競う人気番組だ。「Sニー」チームは四足歩行のネコ型ロボットによる「ネコちゃん落下25m走」と改造した電気ケトルの蒸気を用いる「電気ケトル綱引き」の2種目に挑戦していた。

 マシンの開発期間はテーマの発表から1か月半という短期間。ソニーグループでは年齢や所属を問わずメンバーを募集し、ベテランから若手まで情熱あふれるエンジニアたちが集まったという。

 今回公開されたインタビュー記事では、総合リーダーかつネコちゃんのおもちゃの魔改造を担当した「ALKNYAN」チームのリーダーである田中章愛氏、「お茶の魔ケトルMKZ-1300N」チームで若手ながらリーダーを担った坂根領斗氏、メンターとして後進の指導に当たったベテランの鳳康宏氏の3名がエンジニアの成長に必要なことについて語っている。

「魔改造の夜」に出演したSIEエンジニアのインタビューが公開1
(画像はSIE.Blogより)

 記事の中でベテラン・鳳氏が強調していたのが「モノづくりの階段は一段目から上がる」という信念だ。「電気ケトル綱引き」では制作に必須な蒸気機関の知見を持つメンバーがおらず、教科書で勉強するレベルからのスタートになったと語る。綱引きに勝利するためのパワーを出そうと奮闘するも制御は難航し、マシンを壊してしまう事件もあったという。

 リーダーを担当した坂根氏は、そんな経験を通して実際に手を動かして作り、それを評価して肌で学んでいくことの重要さを学んだと話す。「思っていたよりも数倍キツかった」という感想を漏らしながらも、次の機会については「数年後にリベンジできたら面白いかもしれません」と前向きな姿勢を示している。

「魔改造の夜」に出演したSIEエンジニアのインタビューが公開2
(画像はSIE.Blogより)

 田中氏はこのプロジェクトについて「ものすごく熱い人達の集まりで実現したプロジェクトだった」と振り返る。ふたつのチームでは映像やチャットなどといった情報を共有し、互いの進捗が刺激になったり、手が足りない時にはサポートメンバーという形で手伝いに来てもらったりと、自然と支え合う関係ができていたそうだ。

 このほか、こちらのインタビューでは開発にあたっての苦労や「視聴者に楽しんでもらうことが最終的な目標」という鳳氏の方針など、魔改造劇の裏にあったエピソードが複数語られている。番組をご覧になった方もそうでない方も、ぜひSIE.Blogから一読されてみてはいかがだろうか。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。
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