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ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』がスマートフォンやタブレット端末でも体験できるようになる?定額制サービスの加入者に向けたAndroid版のアルファテストが開始

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 米国に拠点を置くVRChat社は8月18日(金)、同社が展開するソーシャルサービス『VRChat』について、スマートフォンやタブレット端末で利用できるAndroid版のアルファテストを開始した。本テストに参加するには定額制オプションサービス「VRChat Plus」への登録および動作環境を満たすスマートフォン・タブレット端末が必要だ。

 2014年に登場した『VRChat』は、3Dのキャラクターモデルを自身のアバター(外見)にして、各ユーザーが作り上げるワールドの探訪やゲーム、音楽ライブをはじめとしたエンターテイメントなど、仮想空間上での幅広い体験と世界中の人とのコミュニケーションを楽しめるソーシャルVRプラットフォームだ。

 重要な点として、本サービスは『VRChat』の名称から「VRヘッドセットが無いと遊べない」と思われがちだが、PC単体でも利用可能。VRヘッドセットや身体の動きを動機させるトラッカーなどの機器は、段階に合わせて用意することでより深い没入感を楽しめるようになる。

ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』のAndroid版に関するアルファテストが開始_001
(画像はSteam『VRChat』より)
ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』のAndroid版に関するアルファテストが開始_002
(画像はSteam『VRChat』より)

 発表によると、今回のテストは以前に実施されたクローズド形式のテストと同様に、幅広い機種で動作させた際に発生する技術的な不具合の検知を目的のひとつとしている。また、動作についてはWi-Fi回線とのスムーズな切り替えができないものの、通信環境が良好であればモバイルデータ通信での動作にも対応。Meta Questシリーズとの互換性を持つコンテンツも表示されるが、一部のコンテンツについては動作が不安定になる可能性を含むという。

 上記のほか、発表のなかでは「2023年中」を目指している正式リリースの時期がまだ確定ではない点や、iOS版の開発も進行中である点が示されている。開発中の内容であるため、決してPC版サービスのような快適さは望めないかもしれないが、もし興味があればゲームパッド対応やWebからの起動など各種機能を実際に体験してみて、開発チームにフィードバックを共有してみるとよいだろう。

ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』のAndroid版に関するアルファテストが開始_003
(画像はSteam『VRChat』より)
ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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