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カードではなく「ダイス」を振って戦う『Slay the Spire』風ターン制ローグライク『Astrea』がSteamにて「圧倒的好評」で注目集める。ハイリスクに運を頼りにする戦略の幅もあり、日本語も対応

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 9月22日よりPC(Steam)向けにリリースされたターン制のダイス&デッキ構築型ローグライクゲーム『Astrea: Six-Sided Oracles(以下、アストレア)』は、9月28日時点のSteamレビューで「圧倒的に好評」を獲得しており、702名の内98%のプレイヤーから高く評価されている。

 レビューの内容は、「気がついたら数時間以上やってた」「初心者にも優しいダイスロールベースのローグライク」「やることがたくさんあって楽しい」など、本作に向ける好意的な意見が多く寄せられている。

 開発はLittle Leo Gamesがてがけており、パブリッシャーはAkupara Gamesが担当している。

 Steamストアページの紹介によると、プレイヤーはそれぞれ特色のある「六面のオラクル」からキャラクターを選び、「堕落」してしまった星の住民を「浄化」して正気を取り戻し、星を救うことが目的となる。

 本作は、従来のカードデッキ構築型のローグライクである『Slay the Spire』のようなカードを主体としたゲームではなく、それぞれ出目の種類が異なる「ダイス」をデッキに構築してゲームを進める独自のシステムを採用している。

『Astrea』ダイスを振って戦う新作ローグライクゲームが好評_001
(画像は『アストレア』のデモ版より)

 ダイスは基本的に「浄化(青)」と「堕落(赤)」の2パターンが存在する。
 これらのダイスには、「浄化」の出目が多いが数字自体は小さい「セーフ」型、「浄化」も「堕落」もどちらもあるが、数値が安定している「バランス」型、「堕落」の数値が多く設定されているが、強力な出目が出ることもある「リスキー」型の3タイプのダイスがあり、合計で350種以上のダイスが存在する。

 この「浄化」と「堕落」という要素は、本作のバトルをより奥深くしている要素だ。

 戦闘が始まるとドローフェイズから始まり、デッキから複数の「浄化」と「堕落」の数値が刻まれたダイスがドローされ、出た目が確定するとバトルフェーズに移行する。

 「浄化」のダイスを敵に使うことで体力を減らし、プレイヤーに使うことで体力ゲージを回復することができる。
 「堕落」のダイスは敵に使うと体力を回復してしまい、自身の体力ゲージを減らすこともできる。
 
 自身の体力を減らすメリットとしては、体力が一定値減ることで固有のスキル「徳義」を発動できるところにある。
 これには、ダイスの出目を変えるものや数値を強化する強力なスキルも存在している。

『Astrea』ダイスを振って戦う新作ローグライクゲームが好評_004
(画像は『アストレア』のデモ版より)

 しかし、7個の体力ゲージが無くなるまで「堕落」のダメージを受けてしまうと3つある内の「ハート」が1つ消費され、これが全て無くなると主人公が完全に「堕落」してしまい、ゲームオーバーとなるため慎重に使う必要がある。

 ドローしたダイスを使い切るか、自らターンを終了することで敵の攻撃フェーズに移り、攻撃を受けると次のターンとなる。
  
 プレイヤーは、ダイスロールで出た目と相談しながら自身の「浄化」と「堕落」ゲージを操作し、戦術次第で戦況を有利に運べる「ハイリスク・ハイリターン」な仕様となっている。

 敵を倒したら分岐するルートを選び、ボスがいる終点まで探索を続けることになる。

 戦闘以外のマスではイベントが起きるほか、援護型のダイスロールを提供してくれる「センチネル」を購入し強化できる要素や、170種を越える「星の祝福」を獲得することで強力なパッシブスキルを入手することも可能となっている。

 なお、配信中の体験版では、最初に選べるキャラクター「ムーニィ」で序盤をクリアすることで、自身の体力を削りながら大ダメージを狙える戦士「セラリウス」が追加され、合計2人のキャラクターで本編の序盤を体験できる。

 『アストレア』はSteamストアやGOG.com、Epic Gamesなどで配信中。
 Steamストアでは、リリース記念として9月28日まで10%オフのセールを開催中だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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