Amazonにて、魚豊氏の描く漫画『チ。―地球の運動について―』はKindle版のポイント還元率が50％になるキャンペーンが実施中だ。全8巻を購入したら、3080ポイントが入手できる。
本著の舞台は、地球を中心に天が動いている“天動説”が広く信じられていた15世紀ごろのヨーロッパだ。教会の思想に反する異端思想を持つ人物は火あぶりで処刑されていた時代に、現代では通説となっている“地動説”、すなわち、「地球が動いている」ことを証明するために命をかけた者たちの物語が紡がれる。
（画像は『チ。―地球の運動について―』のAmazonサンプル画像より）
本作の主人公である少年ラファウは、飛び級で大学に入学できるほどの頭脳を持つ“神童”と呼ばれていた。当時、重要視されていた神学の専攻を期待されていたラファウは、皆の期待通りに立ち回ろうとしていた。
しかし、ある日ラファウは異端者フベルトと出会い、半ば脅迫される形でフベルトの天体観測を手伝わされることになる。フベルトはラファウに「宇宙はどんな形をしているか、知っているか」と問い、当時提唱されていた天動説は「美しくない」という持論を展開し、「地動説」の立証を目指していた。その思想は、バレると異端者として罰せされる重罪であった。
（画像は『チ。―地球の運動について―』のAmazonサンプル画像より）
ラファウは持前の頭脳と好奇心に負け、資料を読み漁り地動説に「美しさ」と真理を感じる。しかし、その所業は暴かれてしまい、事態は最悪の結末を迎える。そして、ラファウが命を賭けた日々から10年後、彼の意志は、また別の人物へと継承される。
漫画は2020年から2022年まで「ビッグコミックスピリッツ」にて連載され完結、単行本は第8集まで発売された。2024年10月からはNHK系列にてテレビアニメも放送中だ。
『チ。―地球の運動について―』はKindle版のポイント還元率が50％になるキャンペーンが実施中だ。全8巻を購入したら、3080ポイントが入手できる。「地動説」を信じ、信念を貫きとおす人物たちの熱き物語を、ぜひ見届けてみてほしい。
