11月29日(金)、さまざまな専門家たち目線でゲームを分析する番組「ゲームさんぽ/よそ見」の新たな映像がYouTubeとニコニコ動画に向けて公開された。今回のタイトルは、「【芸能人&テレビマン】プロの番組企画力でめざせ☆業績V字回復!!/TVスタジオ物語×ゲームさんぽ」だ。
今回の「ゲームさんぽ/よそ見」には、ライブドアニュースのYouTubeチャンネルにて公開されている「ゲームさんぽ」の映像にて、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』と、『フライトシミュレーター』の天候を分析した気象予報士の石原良純さんと、元・テレビ東京に所属していた高橋弘樹さんが登場する。
高橋弘樹さんは、『家、ついて行ってイイですか?』、『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』など、さまざまなヒット番組を手がけてきたディレクター兼プロデューサーで、現在は日本や世界の根本的な問題に新たな視点を提供し再定義するトーク番組『ReHacQ』を運営する株式会社tonariの代表取締役社長だ。
今回は、テレビ業界に詳しいふたりを招き、カイロソフトの手がけるテレビ局経営シミュレーションゲーム『TVスタジオ物語』をプレイし、荒れ果てたテレビ局の業績回復を託す。
冒頭は「テレビ番組ってどのように終わるのか」という雑談から始まり、40年以上テレビ番組に携わってきた石原良純さんは、番組が終わるときは「最近、電話かかってこないね」という状況が発生していたことを明かした。
雑談が終わると、ついにゲームをプレイして終わりかけたテレビ局を復活させるべき、上記の2名と共に「テレビ番組を制作しよう」という企画がスタートする。
設立して11年目の架空のテレビ局「足立TV」の立て直しをはかる。「足立TV」はBS衛星放送で、かつての最高視聴率は30.2%、今期の利益はマイナス9486万円と絶望的な状況である。
「番組を作ってこのテレビ局を立て直してもらいたい」というマスダ氏の問いに対し、石原良純さんは「事業やった方が儲かんじゃないか?投資の部分とか」と、さっそく0円支出の投資部分に目を付ける。
高橋さんは、人件費の収入1億という部分に着目したが、従業員にバイトさせて製作費を稼ぐというおそろしい実態を目の当たりにする。ふたりは、制作局であれば思い当たることがあり、思い思いのエピソードを語る。高橋さんは、「セブンイレブンに人事異動させられている人がいた」と明かしていた。
高橋さんは、足立TVのレギュラー番組表の編成が間違っていると指摘する。朝の番組タイトルは「あつまれ!金の亡者2」となっており、「散歩だろ朝は」として、良純さんも「朝は外の画」と持論を展開する。
特に昼の時間帯に放送されている「盆踊り世界大会」の視聴率は0%と酷い結果になっており、高橋さんも「テレビ東京以外は視聴率取れないと飛ばされますよ」と、シビアなテレビ業界の一面が伺える台詞を語った。
その後、ゲームはテレビ番組を制作する段階に入る。業界でもベテランのふたりが、どのような番組を作ったのか。気になった方はぜひ映像を視聴してみて欲しい。
なお、この度配信された「TVスタジオ物語×ゲームさんぽ」は、全3回にわけて配信される予定だ。