任天堂株式会社は4月30日(水)、同社が展開する「Nintendo Switch」について、バージョン20.0.0の配信を開始すると発表した。
本バージョンでは、HOMEメニューに「バーチャルゲームカード」の追加や「おすそわけ通信」の追加。「設定」から「本体」に「Nintendo Switch 2 へまるごと転送」の項目の追加などがされている。
Nintendo Switchのシステムバージョン20.0.0の配信を開始しました。「バーチャルゲームカード」の機能などを追加しました。 https://t.co/MKH43BR421 pic.twitter.com/PB3tA6l8Mh
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) April 30, 2025
バーチャルゲームカードは、パッケージソフトのようにダウンロードソフトを管理できる新機能のこと。購入済みのダウンロードソフトや追加コンテンツがバーチャルゲームカードとなり、一覧で表示される。これによりダウンロード版ソフトをほかの本体でプレイすることが可能となる。
また、本体を2台所持している場合、いずれかの本体にバーチャルゲームカードをセットしたり、取り出したりすることで、遊ぶ本体を切り替えることも可能だ。さらにニンテンドーアカウントのファミリーグループのメンバーに貸し出すこともできる。
おすそわけ通信では、近くの「Nintendo Switch 2」からソフトをおすそわけしてもらって一緒に遊ぶことができる機能。こちらは対応するソフトのみ利用可能で、一緒に遊べるのは、Nintendo Switch 2と通信している間のみとなる。なお、Nintendo Switch同士ではこの機能は利用することができない。
「Nintendo Switch 2 へまるごと転送」では、所持しているNintendo Switchのセーブデータや画面写真などのデータを、ローカル通信でNintendo Switch 2にまるごと転送する機能だ。
また、Nintendo Switch 2の購入前にNintendo Switchを手放してしまう方向けに、Nintendo Switchのデータを一時専用サーバーに転送する方法も用意されている。なお、Nintendo Switch 2発売前の時点では、データをサーバーに転送する操作のみが可能となっているほか、サーバーに転送した後はNintendo Switch本体が初期化されてしまうので注意が必要だ。

Nintendo Switchバージョン20.0.0の詳細な内容は、公式サイトにて公開中となっている。