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“別人格の自分たち”と協力しなければならない惑星脱出ゲーム『オルターズ』海外レビューでメタスコア平均「86/100」を記録。自尊心や共感能力の高い自分、薬物依存症の自分など多数のオルターズが登場する

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6月13日に発売されるSFアドベンチャーゲーム『The Alters(以下、オルターズ)』が、海外のレビュー集積サイトmetacriticにてメタスコア平均「86/100」と高水準の点数を記録している。記事執筆時点で、PC版に37件レビューが寄せられ18件が90点以上を記録。PS5版は13件中10件が80点以上を記録し平均「86/100」となった。

本作は、宇宙船の事故で唯一生き残ってしまったヤン・ドルスキが別の人生を歩んだバージョンのヤンを生成し、残り3日で太陽の光で焼き滅ぼされてしまう死の惑星からの脱出を目指す。プレイヤーの選択により展開は変化し、生き延びるため日々の作業をこなす。

PS5版をプレイし100点満点をつけたStevivorは、本作を「ユニークで心を揺さぶり、忘れられない作品」と称し、プレイ内容について言及。1回のプレイ時間は約20時間として、1回のプレイで扱える人格は9人で、それはほんの一部であるとコメントした。また、52オーストラリアドル(日本円で約4810円)という価格設定や、Xbox Game Passでプレイできる点も高く評価している。

「87/100」をつけたElDesmarqueは、本作の強みは、主人公のクローンの目を通してゲームを体験できることにあると解説。それぞれ別の人生を歩んできたクローンの物語と、それらをコントロールするシステムがサバイバルゲームとして魅力的な要素となっていると評価した。

Gamelinerは、『オルターズ』を「ありきたりとは程遠いゲーム」として「80/100」をつけ、人間的な資源管理能力が試される“マネジメントゲーム”として本作を高く評価した。異なる人生を歩んだ主人公たち同士の衝突や葛藤が描かれており、時には鎮痛剤中毒になってしまった鉱夫のヤンで失敗したとコメント。4回のチャレンジでようやく正解と思えるルートを見つけることができたという。

Steamストアページによると、本作を構成する要素は大きく分けて2つある。ひとつは、奇跡の物質「ラピディウム」を使用して主人公ヤンの別バージョンである「オルタ―」を生成し、苛酷な環境から脱出するべく基地を建設・稼働させるシミュレーションゲーム要素だ。

もう一つは、三人称視点で惑星を探索して金属や有機物などの資源を入手するパートだ。移動式の基地を動かすためには、計画的に日々の作業をこなさなければならない。

さらに、ストーリーを進める中でプレイヤーは異なる人生を歩んだヤンとオルターたちの関係が変化する場面を目撃することとなる。プレイヤーの選択は脱出までの道のりに影響を与え、異なる結末を迎える。

11 bit studiosの手がけた『オルターズ』は6月13日にPC(Steam)、PS5、Xbox Series X/Sに向けて発売される予定だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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