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「ゲームさんぽ /よそ見」最新回で『ザ・クルー2』を5年ぶりに再訪。「どこにも破綻が見られない」と専門家を唸らせた、ウィリアムズバーグ橋の驚くべき再現度に注目集まる。5年前の指摘から一転、高評価へ

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7月18日、さまざまな専門家を呼びゲームを観察する企画「ゲームさんぽ」の新たな動画「【The Crew2】5年ぶりに橋を見に行くと…思ってたよかヤバいゲームだった」が、YouTubeチャンネルニコニコ動画にて公開された。

今回は、“橋大好き侍”こと、建築と土木の専門家である千葉工業大学教授の八馬智氏を再びゲストに迎え、オープンワールド・レーシングゲーム『The Crew2(ザ・クルー2)』内のニューヨークを舞台に、様々な橋梁の再現度を専門的な視点から検証する。

5年前の同企画では、ゲーム内に再現された橋の構造に対して多くの専門的な指摘を受けた本作。今回は、前回訪れなかったイーストリバー流域を中心に探訪し、ブルックリン橋をはじめとする著名な橋の驚くべき作り込みに焦点を当てている。

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(画像はYouTube「【The Crew2】5年ぶりに橋を見に行くと…思ってたよかヤバいゲームだった」より)
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(画像はYouTube「【The Crew2】5年ぶりに橋を見に行くと…思ってたよかヤバいゲームだった」より)

まず一行が向かったのは、世界で最も有名とも言われるブルックリン橋だ。八馬氏は、1883年竣工という時代背景を反映した石造りの主塔や、吊り橋と斜張橋の要素を併せ持つ複雑なケーブル構造がよく再現されていると評価した。その一方で、現実には存在する中央の歩道が省略されているなど、ゲームならではの仕様も見られた。

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(画像はYouTube「【The Crew2】5年ぶりに橋を見に行くと…思ってたよかヤバいゲームだった」より)
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(画像はYouTube「【The Crew2】5年ぶりに橋を見に行くと…思ってたよかヤバいゲームだった」より)

次に訪れたウィリアムズバーグ橋では、その再現度の高さに八馬氏が「めちゃめちゃ作り込んでいる」「どこにも破綻が見られない」と驚嘆の声を上げる。小さな部材を緻密に組み上げたトラス構造や、メインケーブルを主塔の上で支える「サドル」という構造まで忠実に再現されており、開発者の並々ならぬこだわりがうかがえると分析した。

そのほか動画では、クイーンズボロブリッジが実物とは異なる点がありつつも、その特徴を捉えて再現されている様子や、ゲームのレースコースとしての都合上、構造的に不自然なアーチ橋が登場する場面なども紹介されている。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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