株式会社ドワンゴは7月18日、同社が運営する動画コミュニティサービス「ニコニコ動画」にて、「ゲームさんぽ」がより深く楽しめるコンテンツ「ぽ講」の第8回として「【スターエンジニア列伝①】日本の近代橋梁の父たちとI・K・ブルネル|ぽ講008」を公開した。
第8回では、前回と同じくゲストに“橋大好き先生”こと、千葉工業大学教授の八馬智氏が出演。「スターエンジニア列伝」として、歴史上活躍した橋梁設計家の偉人たちを紹介している。なお本映像は株式会社よそ見による協力のもと、ニコニコプレミアム会員限定動画として公開される。
「ゲームさんぽ」は、さまざまな分野に精通する専門家の目線でゲームを分析する動画シリーズ。専門家とゲームを遊ぶ中で、専門家独自の視点や世界の見え方、知識などが楽しめる人気企画だ。追加コンテンツである「ぽ講」は、「ゲームさんぽ」に出演者したゲスト陣の専門分野について、いつも以上に深く話を伺うトーク番組となっている。
今回の「ぽ講」では、前回と同じく『The Crew 2』回や『マイクラ』回でおなじみの、千葉工業大学教授の八馬智氏が出演。建築家の名前はそれなりに耳にするのに、橋梁設計家の名前はあまり知られていないのではないかという八馬氏の問いかけから動画は始まる。
それから、八馬氏は疑問に思って日本で活躍した橋梁設計家をリストアップしたところ、戦前に活躍した人物はいるが戦後に活躍した人の名前が思い浮かばなかったという。これは日本の土木業界における「属人性問題」に関連するようで、「この人じゃなきゃダメだよね」をなるべく排除した結果なのではないかと八馬氏は考察する。
(画像は「【スターエンジニア列伝①】日本の近代橋梁の父たちとI・K・ブルネル|ぽ講008」より)
その後八馬氏は、日本より海外のほうが圧倒的に名前が出ると続け、歴史を変えるほどの功績を残した人がより記録に残っていることを比較している。また、ヨーロッパの構造設計の方は建築にも取り組んでいる人が多い点も特徴のひとつとして挙げた。


そして八馬氏は、そんな橋梁のスターたちが手がけた橋を眺めてうっとりしようということでイザムバード・キングダム・ブルネル氏を紹介。産業革命を加速させた、近代技術の風雲児とキャッチフレーズを付け、「クリフトン吊橋」「ロイヤルアルバート橋」を解説している。

