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「ゲームさんぽ /よそ見」千葉工業大学・八馬智氏と渋谷未来デザイン・須藤憲郎氏による雑談動画が公開。学生時代の研究から専門家ならではの街歩きの視点まで盛りだくさんの内容

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7月20日、「ゲームさんぽ /よそ見」の最新動画として、専門家を招いての雑談「【まったり】おじが学生時代のこととか雑談をする動画」が、YouTubeチャンネルおよびニコニコ動画にて公開された。

出演は、過去に同チャンネルで『マインクラフト』『The Crew2』の橋梁について解説した千葉工業大学の八馬智氏と、『Ghostwire: Tokyo』で渋谷の再開発について語った渋谷未来デザインの須藤憲郎氏の2名である。聞き手は、同チャンネルのナビゲーターであるいいだ氏が務めた。

今回の動画では、両氏の学生時代の研究という意外な出発点から、行政の現場で向き合う住民の声、インフラ管理の現実、そして国内外の道路事情に至るまで、話題は多岐にわたった。専門的な内容を交えつつも、両氏の実体験に基づいた数々のエピソードが披露された。

「ゲームさんぽ /よそ見」千葉工業大学・八馬智氏と渋谷未来デザイン・須藤憲郎氏による雑談動画が公開_001
(画像はYouTube「【まったり】おじが学生時代のこととか雑談をする動画」より)
「ゲームさんぽ /よそ見」千葉工業大学・八馬智氏と渋谷未来デザイン・須藤憲郎氏による雑談動画が公開_002
(画像はYouTube「【まったり】おじが学生時代のこととか雑談をする動画」より)

雑談は、両氏の学生時代の研究テーマから始まった。渋谷未来デザインの須藤氏は、盛土などが自重で固まる過程を研究する「砂の静的締め固め」が卒業論文のテーマであったと明かした。ちなみに、動画のサムネイルにもある「泥団子」の話はここにつながる。

一方、千葉工業大学の八馬氏は、応用物理学の分野で加速器を用いた研究や、景観工学の分野で初期のPhotoshopを駆使して景観が人に与える心理的影響を研究していた経験を語った。

話題が実際の街づくりに移ると、区役所での勤務経験を持つ須藤氏から、現場ならではのエピソードが語られた。インターロッキングブロックを再利用せずに処分していたことに対し、あるアメリカ人住民から「もったいない」と窓口に意見が寄せられた話や、街路樹の管理を巡る住民からの相反する要望など、安全管理と住民感情との間で板挟みになる行政の難しさが示された。

その他にも動画では、国ごとのインフラ予算の違いが如実に表れる海外の道路事情や、近年の猛暑に対応するためのアスファルト舗装の進化、そして専門家ならではの街歩きの視点といった、多岐にわたる内容が語られている。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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