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PS5『ウルヴァリン』がワイルドすぎた。期待通りのゴリゴリ近接戦闘アクションでスーパーヒーローになりきれる。無敵の爪で敵をザクザク斬り刻むのが気持ちいい。このヒーロー、強すぎでは?

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『ウルヴァリン』といえば、両手の鋭い爪で戦う荒々しいマーベルヒーローだ。

1974年のコミック初登場以来、アニメーションやゲーム、映画など様々な媒体でその勇姿を披露してきた、根強い人気を持つキャラクターである。

PS5向けに9月15日にリリースされる『Marvel’s Wolverine(マーベル ウルヴァリン)』は、そんな彼のイメージを存分に再現した作品であるといえる。開発を手掛けるのは『Marvel’s Spider-Man』シリーズなどで知られるInsomniac Games(インソムニアックゲームズ)だ。

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(画像はYouTube「『Marvel’s Wolverine』最新ゲームプレイ映像」より)

見よ、この腕毛を。

コスチュームから伸びる逞しい二の腕は、彼が通り一遍のスーパーヒーローでないことをうかがわせる。

それもそのはず、彼の通称「ウルヴァリン」とは、北アメリカやヨーロッパなどに生息するイタチ科の獰猛な肉食獣「クズリ」のこと。野性味あふれる彼の性格や戦い方にピッタリの名前だ。

そして、本作『マーベル ウルヴァリン』では群がる敵を斬り刻み、返り血を浴びまくるというまさに「名は体を表す」かのようなスーパーバイオレンスアクションを楽しむことができる。既にトレーラー等を見てご存じの方も多いだろうが、本作はとにかく血しぶきの量がすごい。

大人向けに振り切った、いろいろと「ガチ」なヒーローゲームなのだ。

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2026年7月、電ファミは発売元のソニー・インタラクティブエンタテインメントによりカリフォルニア州バーバンクのInsomniac Gamesにて開催された本作の試遊会にご招待いただいた。本稿では、試遊デモにて確認できた本作のプレイフィールをお伝えしていく。

また、記事の後半では開発者インタビューもお届けする。本作の制作背景や「体毛」へのこだわり、舞台のひとつである「東京」への思いなど、興味深いお話を聞くことができた。ぜひあわせてお読みいただければ幸いだ。

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取材・文/海ソーマ


ケダモノ感満載のアクションで敵を蹂躙! 強すぎて敵が気の毒になってくる

さて、まずは本作の目玉であるゴリゴリの戦闘アクションを紹介したいと思う。

ウルヴァリンといえば、やはり両手の「爪」が最大の特徴だ。もちろん本作の戦闘も、それを駆使したものとなる。期待通りの荒々しさで、敵をバッサバッサと斬り裂いていくのだ。

△ボタンを押せば、飛びかかり攻撃が可能。その後□ボタンで連続攻撃を繰り出していくというのが基本の動きになる。両ボタンの組み合わせでコンボ攻撃を繰り出すことも可能だ。

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ゲームを進めてレベルアップすればスキルポイントが獲得でき、それらを消費して新しい攻撃やコンボを覚えることもできるようだ。下の画像が「テクニック」と呼ばれるスキルの選択画面だが、結構な数が用意されていることが確認できる。

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L2+□で使用できるトルネードスピンは、下記の画像のように複数の敵を巻き込んで攻撃できる。本作のザコ敵戦は多くの敵を相手にするシーンがちょくちょくあるので、長くお世話になりそうなムーブだ。

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さらにはいわゆるパリィで敵の攻撃をはじいたり、シールドを持った敵のガードをキックで崩してから攻撃するといったテクニカルな要素もある。近接アクションの醍醐味ともいえるスリルのある味わいだ。

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作りこまれたモーションの端々に感じられる、この圧倒的なワイルドさ……なにせ、鼻息の荒いムキムキ男が殺意マシマシの超スピードで斬りかかってくるのだ。敵目線だとひとたまりもないだろう。

ちなみに、デモの中心となったゲーム序盤と思われるこのセクションは、悪役であるボリバー・トラスクに捕らわれた味方チームのリーダー的人物であるナサニエル・エセックスの救出に向かうという場面。この2つの名前もコアな『X-MEN』ファンならピンとくるものになっている。

さらに、正面からぶつかるだけでなくステルス要素も存在する。敵の基地に潜入するシーンでは、開けた場所で1体ずつ敵を始末していくという場面もあった。

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敵の心音を察知して様子をうかがう。
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後ろから捕まえて処刑!

ウルヴァリンの能力のひとつである超人的な聴覚で敵の位置を把握しつつ、物陰に隠れながら一撃必殺のステルスキル(暗殺)を叩き込んでいくのだ。

このあたりは、特殊部隊エージェントというウルヴァリンのもうひとつの顔をうかがわせる。正面突破で蹴散らすもよし、隠密行動で華麗に片付けるもよしというハイスペック男なのだ。

やはりこのヒーロー、強すぎる。

とはいえ、少数の敵が相手なら無敵の強さを誇るウルヴァリンでも、機銃の集中砲火を受けたりハイテク武器を引っ提げた敵のサイボーグ傭兵集団「リーヴァーズ」に囲まれるとピンチに陥る場面も。

そんな時に役立つのが「ラストスタンド」のシステム。敵に攻撃を当てていくと「レイジゲージ」と呼ばれるゲージが溜まっていくのだが、体力がゼロになった際にこれを1本消費して「復活」することができるのだ。

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□ボタンを連打して復活だ。めちゃくちゃ痛そうだが、頑張れウルヴァリン!

ラストスタンドの際はボロボロに傷を負ったウルヴァリンの体がボタン連打に合わせて徐々に治癒していく様子が描かれる。彼の能力である「ヒーリングファクター(治癒能力)」をうまくシステムに落とし込んでいるという印象だ。

このレイジゲージは、攻撃を当てると増加していくが時間と共に減少していくという仕様になっている。つまり、ゲージを維持するには「攻撃し続ける」必要がある。多少の被弾はいとわずに果敢に攻撃し続けるという、ウルヴァリンらしい獰猛なプレイが自然と求められるようになっているのだ。

そして、ピンチにならずにゲージを3本目まで溜めれば、アドレナリンを解放したブチ切れ状態に突入。こうなればもうこっちのものである。手傷を負った敵を一撃で処刑するムーブが使用可能になり、たとえ多数の敵に囲まれてもボコボコにすることができる。

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白黒の背景に真っ赤な血が飛び散る中、ブチ切れたウルヴァリンが返り血まみれになりながら敵をザクザク斬り刻んでいく様は圧巻。ノワールのような雰囲気も感じる、シリアスでシックな暴力表現だ。

この間、ウルヴァリンはずっと「ヴオォオォオオオッ!!」と雄たけびを上げ続けている。普通に怖すぎるので、なんだか敵の兵士が気の毒に思えてくるほどだ。

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一見ヒーローらしからぬ残酷さにも思えるが、これも彼の原動力である「正義の怒り」の表現ということなのだろう。弱者を守る心優しい男でありつつも、内なる獣は悪人に一切容赦しない。それがウルヴァリンというヒーローなのだ。

さらに今回のデモでは、巨大なボス敵との戦闘も体験できた。どうやら原作に登場する「センチネル」のプロトタイプのようだ。無敵のワイルドさでザコ敵を蹴散らす場面とは打って変わり、今度はこちらが強者に挑む立場となる。

巨大な腕の叩きつけや目からのレーザー攻撃など、食らうとかなり痛い攻撃をギリギリで避けつつ隙を見て攻撃するという緊張感MAXの戦いが繰り広げられていた。

上記のボス戦やステージ攻略中など、随所に挿入されるムービーや演出は大迫力で戦闘を盛り上げるものになっている。この臨場感はさすがInsomniac Gamesといったところだ。

そして、上記の基地への突入シーンやボス戦では今作におけるチームのメンバーである「セイバートゥース」「ミスティーク」との共闘も描かれていた。本作のユニバースを彩る多彩なミュータントたちとの共演も期待できそうだ。

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背の低いウルヴァリンと巨漢のセイバートゥースとの身長差もしっかり再現。
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ミスティークの「誰にでも擬態できる」変身能力は本作でも大活躍だ。

くわえて、本作には衣装のカスタマイズ要素が存在することも確認できた。原作コミックや映画などをイメージしたさまざまなスーツがアンロック可能なほか、爪のカスタマイズも用意されている。前作『Marvel’s Spider-Man』シリーズでもいろいろなコスチュームが用意されていたが、今作でもお気に入りのバージョンのウルヴァリンになりきれるというわけだ。

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デラックスエディションの特典にも限定スーツが含まれている。(画像は『Marvel’s Wolverine』PSストアページより)

戦闘だけじゃなくてストーリーも重視。さらには忍者と東京も登場!?

上記の戦闘アクションに加えて印象的だったのが、ストーリーの表現だ。

本作はスタジオの前作にあたる『Marvel’s Spider-Man』シリーズがオープンワールドであったのに対して、ストーリーを重視した作風となっている。原作の特定のエピソードを再現したという形ではなく、独自の設定によるオリジナルの物語が描かれるのだ。

それだけあって、パフォーマンスキャプチャーを使用したキャラクターの表情や演技のクオリティはかなりのもの。

例えば、ウルヴァリンといがみ合いながらも協力関係にあるセイバートゥースが本音をむき出しにして詰め寄るシーン。細かい顔のシワや毛髪の描写が、今にも嚙みつかれそうな迫力をかもし出している。カメラアングルも相まって、ウルヴァリンに負けず劣らずの荒々しさが全力で表現されており、怖い。

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仲良く腕相撲していたと思ったら……
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ひょんなことからブチ切れ口論へと発展。

また、ウルヴァリンといい感じの空気感が漂うジーン・グレイとの会話シーンも、キャラの微妙な感情が読み取れそうな演技の妙が光っている。

ここのやりとりはかなり「大人の会話」な雰囲気が漂っており、ストーリー、ドラマの表現への力の入れようがよくわかるシーンだ。

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不器用なウルヴァリンはどことなく不安げ。
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ジーン・グレイもいろいろと思うところがありそう。

ちなみに該当のシーンはこのあと、赤装束の忍者集団「ザ・ハンド」の襲撃を受ける場面へと繋がる。都会の闇夜に突如現れる暗殺者たち!

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なぜに忍者!? という感想を抱く方もいるかもしれないが、本作では東京を舞台にしたステージも描かれるという情報が公開されている。

実は、日本という舞台や日本人の組織・キャラクターはウルヴァリンおよび『X-MEN』原作でもたびたび登場している。このあたりの設定がどう活かされてくるのか、日本人プレイヤーとしては気になるところだ。

以上、『Marvel’s Wolverine』試遊レポートをお届けした。合計して2時間ほどのプレイ時間となったが、ウルヴァリンらしいゴリッゴリの近接戦闘アクションとシネマティックな演出が融合した超リッチなスーパーヒーロー体験に仕上がっていると感じた。

果たして、完全オリジナルのストーリーの全貌はどのようなものになるのか。そして、マーベル世界での東京はどのように描かれるのか。気になった方はぜひ、発売を心待ちにしてほしい。

『Marvel’s Wolverine』は、PS5向けに9月15日リリース予定だ。

 

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編集・ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。最も脳を焼かれたゲームキャラは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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