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ゲーム完成の秘訣は「終わらせることを決める」こと。『イース』『軌跡』シリーズのシナリオライターにして日本ファルコム社長・近藤季洋氏に、安定してゲームを作りあげる手法とファルコムの未来のビジョンについて訊いた

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 ゲーム業界の有名人とお酒を飲みながら、居酒屋のノリでぶっちゃけ話を聞き出す動画企画「ゲーム人生酒場」前回からの続きとなる今回のおもなトークテーマはズバリ、「現代のゲーム開発現場について」だ。

 かつてのゲーム開発は、ほんの数人で行われていたことが知られている。しかし時代が変われば、現場も変わるのは当然のこと。開発に必要なリソースはどんどん増えていき、いつしかゲーム会社では大人数での開発体勢を取るのが当たり前になっていった。

 そして昨今では、かつては会社に泊まり込むことが珍しくなかったとされるゲーム開発者の働き方にも変化が起きているという。趣味や家族との時間を重視するクリエイターの数が大きく増え、その生活の様相も異なってきているのだとか。

 そんな複雑化・多様化がすすむ現場で、ゲーム開発がまともに進むのか?といえば……やっぱり、そう簡単ではないらしい……でも現実にはゲームは発売され、われわれゲーマーの手に届いている!じゃあゲーム業界の第一線に立つベテランは、そんな現場を一体どんな風に動かしているのだろう?

▲本編動画はこちら!

 ──というわけで今回も、前回に引き続き『イース』シリーズや『軌跡』シリーズのシナリオライターにして日本ファルコムの3代目社長である近藤季洋氏にお酒を飲ませ、そのあたりの本音トークを聞きだしていく。

 複雑な事情を抱える現代のゲーム開発現場にありながら、いつも安定したペースとクオリティで『イース』シリーズや『軌跡』シリーズを生み出し続け、世界的な人気を維持している日本ファルコム。同社を率いる近藤氏が、ゲーム開発現場を回していくために見出した秘術とは?

 近藤氏の話に耳を傾け、この業界の構造を紐解いていけば、普段は聞けないようなゲーム開発の金言もポロっと転がり出てくるかもしれない。今回もまた居酒屋に相席したつもりで、耳を傾けてみてほしい。

 聞き手は、先日「電撃マ王」で著作『エトランジュ オーヴァーロード』のコミカライズを突如発表した元ゲーム業界人っぽい謎のWeb小説家・喜多山浪漫氏と、電ファミニコゲーマー編集長のTAITAIが務める。

 

▼前編はこちら!

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

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